娘への性的暴行の罪に問われた父親に無罪判決 名古屋地裁岡崎支部
暴力や性的虐待などで抵抗出来ない精神状態であるのを利用し、19歳の娘と性交した罪に問われた父親に対し、無罪判決が言い渡されていたことが分かりました。
判決によりますと、父親の男性は、おととし8月と9月、愛知県内の勤務先などで、暴力や性的虐待により抵抗が出来ない精神状態に陥っていた当時19歳の娘と性交したとして、準強制性交等の罪に問われていました。
3月26日に、名古屋地裁岡崎支部で行われた判決公判で、鵜飼祐充裁判長は「継続的な性的虐待で、精神的支配下に置いていた」などとして、性的虐待が中学2年のころからあったと認定。
一方で、娘の抵抗などで要求を回避できたことがあったことについて触れ、「被害者が抵抗不能な状態だったと断定するには疑いが残る」として、父親の男性に無罪判決を言い渡しました。(6日00:37)