【競馬・ボート・競輪】[競馬]マイラーズC 関東の刺客ストーミーシー 直線一気で強豪倒す2019年4月17日 紙面から
1着馬に安田記念の優先出走権が与えられる「第50回マイラーズC」(GII・21日・京都・芝1600メートル)に関東から末脚に磨きをかけたストーミーシーが参戦を予定している。近走5着以内に入ってはいないが、差のない競馬を続けている。今回、登録頭数の割にメンバーはそろったが、京都の芝外回りで直線一気の勝負に出て、一発を狙う。 安田記念の前哨戦第1弾としては、強力なメンバーがそろったが、関東から唯一の参戦となるストーミーシーも末脚を磨き上げて、上位争いの一角に食い込むため参戦する。 3歳時にニュージーランドTで2着に入り、オープンに昇級、クラス再編成で3歳夏に1600万、4歳夏に1000万へ降級し、オープンへ再昇級をしたのはその秋の奥多摩Sを勝ってから。その後、オープンでの最高着順は昨年3月のダービー卿チャレンジTでの3着。なかなか振るわないが、勝ち馬から大きく離されてはいない。前走の六甲Sも6着に敗れたが、直線では窮屈になるシーンがあった。相田助手は「コース取りや、追い出すタイミングが合わなかったかな。走り自体は良かったと思っているし、もう少しスムーズな競馬なら勝ち負けとはいかなくとも、もう少し際どい勝負ができたはず」と評価する。 デビューから今回で35戦目。長期放牧に出されたのは昨年の春から夏にかけてだけで、それ以外は予定通りに走り続けてきた。馬主サイドからすれば、孝行息子と呼べる存在だろう。「もう6歳になったけど、年齢を感じさせない様子で、ここへきて調子の変動も少なくなってきたと思う。ただ、今回はクラスがGIIで、相手が相手。展開の助けは必要にはなるけど、スムーズに走って持ち味を生かせる流れになってくれれば上位争いに加われるはず」と虎視眈々(たんたん)と一発大駆けを狙っている。重賞勝ち馬相手にどう戦いを挑むか期待がかかる一戦だ。 (美浦取材班)
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