ソフトボール女子日本代表の宇津木麗華監督(55)が16日、全競技の先陣を切って開幕する7月22日のソフトボール初戦に大エースの上野由岐子(36)=ビックカメラ高崎=の先発起用を示唆した。
伝説となった北京五輪「上野の413球」から12年、上野の1球で東京五輪の幕が開く。宇津木監督は東京都内で行われた競技スケジュール発表会見後「7月22日は上野の誕生日でもある。2012年の世界選手権も誕生日が決勝戦で『私は先発に入れるしかプレゼントできない』と言った」。来年の誕生日で38歳となる上野の先発を早くも予告した。
7月22日の初戦は福島県あづま球場で行われ、日本戦が当てられる方向で調整中。宇津木監督は「日本代表の先頭に立って、東日本大震災の被災地でいいスタートを切りたい」と力を込めた。 (川村庸介)