”最善の乳癌治療とは” (JCOG会議@国がん中央) 広大病院乳腺外科 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

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※別記事を挟んでしまったので、こちらを現在時刻で
  再投稿します。

ご訪問ありがとうございます。

直前に、
角舎先生の記事(オリゴメタの最新動向)
をリブログさせていただきましたが

JCOG会議(臨床試験関連の会議)の内容と

乳癌治療が

個別化医療(Precision Medicine)

に進んでいる動向を、

現場(大学病院)の乳腺専門医の先生が
書いて下さっている
貴重な記事を

リブログさせていただきます。


患者さん一人ひとりの病気や

特性、年齢、社会的背景などは、

皆さんそれぞれ違っています。

 

もっと細かくいえば、

ゲノム(遺伝子)医療

も大きく前進しており、

患者様の個人レベルで最適な治療方法を

分析・選択し、

それに基づく医療を提供できる時代が

来ています。

 

この

個別化医療、

Precision Medicineが、

今後のがん診療における

重要なキーワードです。

 

また、

今回の臨床試験にもありましたように、

 

検査をするのか、しないのか

手術をするのか、しないのか

どんな抗がん剤をするのか

 

細かく見極めることで、

 

治療や検査の上乗せ(escalation)だけでなく

過剰な治療、検査を回避し、(de-escalation)

 

患者さんにとっての

最善の乳癌治療を目指すキラキラ

ことが、非常に大切なことだと思います。

(引用させていただきました
      一部、私のブログの共感色パープル
       付けさせていただきました)

ゲノム医療までは、
まだ、実現していませんが、

ゲノム医療という以前の、
現段階の、というか、

たとえゲノム医療、すなわち、
遺伝子検査、それに基づく治療の開発が
なされたとしても、

その根底になければならない、
ベーシックな、というか、

人間的な「心ある」
個別化医療の、あるべき姿

を書いてくださっていると、
一乳癌罹患者として
とても嬉しく感じる記事でした。


私用メモ】緑字は私の言葉

①JCOG1017study 

  (StageIV乳癌における原発巣切除or非切除)

 ・結果を解析中

・今年のSABCSで一部発表予定

 

②JCOG1204study 

  (再発高リスク乳癌術後患者の

   標準的フォローアップと

   インテンシブフォローアップの

    比較第Ⅲ相試験)


③JCOG1505study 

   (ER陽性、低リスク非浸潤性乳管癌

    に対する非切除+内分泌療法の

    有用性に関する単群検証的試験)


やはり人道上、

   「非浸潤癌かつホルモン療法はする」

   が限界ですよね…。


・海外でも、現在同様の試験

    ホルモン療法もなし

 

④JCOG1607study 

  (高齢者HER2陽性進行乳癌に対する

   T-DM1療法と

   ペルツズマブ+トラスツズマブ

   +ドセタキセル療法の

  ランダム化比較第Ⅲ相試験)

 

・標準の1stラインのドセよりは

   カドサイラの方が副作用が小さいから、

   高齢乳癌患者では、

   カドサイラを1stラインにしていいのでは

   という試験。



【番外編】

新規臨床試験として、

Oligometastasis(オリゴメタ)に対して

手術、放射線などの局所療法で、

完治できないか



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