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骨董魔族の放浪記 作者:蟒蛇

第2章

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盗賊討伐

 依頼:盗賊討伐

 詳細:東の森を拠点にする盗賊団の討伐

 報酬:1人当たり大銀貨2枚。


 張り出された依頼はいつもの様に、大して詳しくもない内容が書かれているだけであった。しかしそれ以上に問題なのは、依頼の階級が5級であることだった。

 中級に上がってからライカ達の依頼を受ける間隔は長くなっていた。自分達の階級よりも低い依頼はそれなりにやっているが、5級へ上がるための依頼はそれほどこなしていない。

 つまり未だライカ達は6級であり、5級依頼である討伐依頼は受けることが出来ないのだ。

「くそぉ……この依頼、俺達じゃ受けられねぇのか……」

「ギルドの規則だ。報酬は魅力的だが、従うしかあるまい」

 自分達が関係した盗賊の依頼に最期まで関われないことに不満を漏らすライカ。アルクラドは依頼自体には興味はないが、大銀貨2枚という割と高額な報酬が得られないことに落胆している。一方ロザリーは、やはり不安があるのか少し安堵の表情を浮かべている。

「皆さん、よろしいでしょうか」

 依頼板の前で佇む3人の元へギルド職員がやってきた。

「この盗賊討伐の依頼ですが、受けられるつもりはありませんか?」

 突然の言葉に首を傾げる3人。

「この依頼は5級だろ? 6級の俺達じゃ受けられないんじゃないのか?」

「この依頼を受けられる一部の冒険者の方が、あなた方の参加を強く求めています。その筆頭は、中級冒険者の中でも経験豊富なマーシルさんのパーティーです」

 職員の話では、アルクラド達は級に収まらない強さを持っており、今回の討伐依頼でも大きな力になるため、絶対に参加させるべきだ、とマーシルが強く言ったようだ。

 更にマーシルのパーティーがそれに賛同しただけでなく、ウノー達のパーティーもそれに賛同。実力はあるが言動に問題があり他者を見下しているウノー達が認めたという事実は、冒険者の間である種の衝撃だった。

 そんな2つのパーティーからの支持を得たため、指名依頼という形で級の枠を超えて依頼を受けることが出来るようになったのだ。

「どうする? 無論、我はどちらでも構わぬが」

「受けようぜ。皆に期待されてるんだ。それに応えたいし、盗賊を倒す手は少しでも多い方がいいだろ」 

 ライカは迷うことなく依頼を受けようと言う。

「大丈夫だ、ロザリー。俺が絶対守ってやるから」

 そんなライカに対しロザリーは不安そうな顔をするが、それを察しライカは微笑みかける。

 訓練の成果か魔力強化も徐々に身につき始め、先の戦いでは奇襲ではありつつも盗賊を倒すことができた。ライカは盗賊と戦う自信を得ていた。

「ロザリー。ライカだけでなく我もいるのだ。盗賊なぞどれだけいようと何の問題にもならぬ」

 2人の励ましにロザリーの表情も少し柔らかくなっていく。

「そうですね。私だってライカと一緒に戦えるように魔法の訓練してるんだし……」

 そもそもロザリーはライカを支えるために魔法を覚え、彼に付いてきたのだ。守られてばかりでは何のために一緒に冒険者になったのか分からない。この戦いでも足手まといにならない様に、とロザリーは密かに決意する。

「お受けいただける様ですね。それではすぐに依頼は始まりますので、依頼を受け門の外へ集まってください」

 3人はすぐに依頼を受け、町の外へと急いだ。


 町の外へ行けば、そこには100人近い冒険者が集まっていた。

 ライカ達が生け捕りにした盗賊からの情報で、東の森に居付く盗賊達は、複数の盗賊団が合わさったもので、100人以上の規模の盗賊団になっている様だ。

 森周辺の街道で強奪を繰り返し、食料や資金も充分にあり武器も多数調達しているらしく、かなりの戦力がある、とのことだった。

 盗賊1人1人の戦力、戦いの練度は不明だが、今回の討伐で確実に仕留めるために、ギルドもかなりの人数の冒険者を雇うことにした。

 その結果、100人近い中級冒険者が集まり、その中には数は少ないが上級冒険者も混じっていた。過剰な戦力にも思えたが、これからの盗賊被害を無くすために、ギルドも本気を出したのだ。特に今までかなりの被害を受けていた商人ギルドはこの戦いにかなり熱を入れていた。

「よう、アルクラド。あんたが来てくれりゃ、勝ったも同然だな!」

 そこへやってきたのは、ライカ達の参加を強く望んだ冒険者の1人、マーシルであった。

 相変わらず筋骨隆々の大男で、相棒である大剣を背負っている。その後ろではやや緊張気味ではあるが、彼のパーティーも控えていた。

「マーシルさん。俺達の参加を推してくれたんだよな、ありがとう!」

「なに、気にするな。2人の戦う姿は見てないが、充分実力があるのは分かってたからな。期待してるぜ!」

 互いに笑顔で手を取り合い、盗賊討伐に向けて気合いを入れる。

 程なくして、この依頼で指揮を執る冒険者から、作戦が説明された。

 盗賊の住処は森のほぼ中央にあり、それを包囲するように森の外周から攻めて行くのが、作戦の概要だった。

 森の北東には切り立った崖があり、そちらから攻めること、また盗賊が逃げることは出来ない。その崖を避け、お互いの姿がギリギリ確認できる距離を保ち、森の外周上に各パーティーが配置される。そして同時に森の中央へ向かい、盗賊を包囲、殲滅していく作戦だった。 

 森に入ってからの戦い方は各々のパーティーに委ねられる形となった。しかし目に見える範囲で冒険者同士、助け合いながら盗賊と戦う決まりとなった。

 指揮者である上級冒険者が各パーティーの大まかな配置を指示していく。配置は北東方面を除いた7ヶ所で、ライカ達は南西方面の配置となった。一緒に依頼を受けたことのある冒険者はいなかったが、顔見知り程度の冒険者は何名か見受けられた。

 彼らと軽く挨拶を交わしながら、お互いの間隔を広げていく。木々の間からでもお互いが何とか見える位置まで離れ、合図を待つ。

 そして冒険者達がそれぞれの配置につき始めてから半刻ほどが経った頃、北の空から魔法の炎が打ち上げられた。

 作戦開始の合図だ。

 同時に冒険者達が行動を開始する。突撃はせず、皆が歩く速度で徐々に包囲を狭めていく。

 大規模な盗賊討伐作戦が今始まった。


「おらぁあ!」

礫よグラーヴィ!」

 襲い来る盗賊に気迫と共に剣を振り下ろすライカ。奇襲でないためなかなか決め手となる一撃を繰り出せないでいたが、それでも徐々にライカが盗賊を押していた。それもロザリーが盗賊の仲間を押さえているからであった。

 ほぼ無詠唱で矢継ぎ早に魔法を繰り出すロザリー。その1つ1つが驚異的な力を持っているというわけではない。きちんと対処すれば問題ない程度の魔法で、その対処もさほど難しくはない。

 しかしその魔法の量と速さが半端ではなく、その威力も高く当たればかなりの痛手を負うことになる。対処は出来るが無視できない威力を持った魔法は、盗賊達を躊躇させるには充分であった。

 その間にもライカがどんどん優勢になっていく。

 魔力強化を使える者とそうでない者では、一撃の重さが変わってくる。ライカの攻撃は、見た目以上の重さとなって盗賊に襲いかかっていた。その積み重ねが盗賊の体力を奪い、集中を乱し、決定的な隙を作り出した。

「そこだっ!」

 防御の判断が遅れた盗賊の腕を、ライカの剣が深々と切り裂いた。鮮血が舞い、盗賊の手から剣が滑り落ちる。もう戦闘続行は不可能だと判断し、ロザリーが足止めをする盗賊へ向かう。

 ここからは2対1になったため、すぐに戦いは終わった。ライカの攻撃の合間にロザリーの魔法が襲いかかるという絶妙な連携で、盗賊はなす術がなく、あっという間に致命傷を受け、地面に倒れ伏した。

「そちらは問題ないようだな」

 そこへ同じく盗賊を倒したアルクラドが戻ってくる。

 ライカ達に襲いかかって来たのは5人の盗賊。その内3人をアルクラドが引き受けていた。

 同時に襲い来る3人の攻撃を軽々と弾き、躱し、剣の一振りで首を刈り取っていく。戦いの時間も僅かで、ライカが数合も打ち合わぬ内に全ての盗賊を切り伏せていた。その後はライカ達の戦いを静かに見守っていたのだ。

「よしっ、早く行こうぜ」

 この戦いでは、基本的に盗賊は見つけ次第、殺すことになっている。生け捕りにすれば犯罪奴隷として売却でき町や冒険者が潤うが、今回は数が数である。生け捕りには時間がかかり、また後に反撃される可能性も残される。そうした煩わしさを回避するためにも、盗賊は皆殺しなのである。

 その後もライカ達は順調に森の奥へ進んでいった。盗賊の襲撃も少なく、あっても5人を下回る小集団であり、ライカ達の敵ではなかった。特にライカの成長が著しく、相手が1人であれば楽々倒せる様になっていた。正しく実践に勝る鍛錬なし、であり、この戦いはライカの大きな糧になっていた。

 ちなみにライカ達の左右にいたはずの冒険者は、いつの間にかその姿を消していた。互いを助け合えるように距離を保って、とは言いつつも、誰かがずっと指揮を執っているわけでもない。完全に統制が取れないのは仕方のないことだった。


 そうしてどんどん森の奥へ入り、以前に盗賊を生け捕りにした地点よりも更に奥へと足を踏み入れた3人。

 そこは森の中にあって開けた場所で、空から太陽の光が惜しげもなく降り注いでいる。奥には、森の北東方面の崖の一部なのか、切り立った岩壁があり、水が細く筋を作っていた。

 崖には人の背丈ほどの穴があり、それはかなり奥まで続いていそうであった。更に崖に沿うようにして、木の小屋がいくつも立っている。簡素な造りではあるが、雨風を凌いで休むには充分なものであった。森の中の集落に迷い込んだ様な気分だった。

 事実、盗賊達はここを集落の様にしてして暮らしているのだろう。畑など自給自足の跡は見られないが、焚き火の跡や食べ物のゴミや衣服などが見て取れた。

 しかしそれよりも問題なのは、そこで50人を超える盗賊が待ち構えていたこと。そしてその傍に、傷つき倒れ伏した冒険者達がいることだった。

「今日は入れ食いだなぁ、おいっ!」

 新たにやってきた冒険者であるライカ達を見て、盗賊の親玉らしき男が大きな笑い声を上げた。彼の傍には10人近い数の冒険者が横たわっている。

「エービルさん!」

 そしてその中には、何とこの討伐作戦の指揮を執っていた者、上級冒険者のエービルまでもがいたのだ。

「お前達……逃げろっ……」

 自分達では盗賊団に勝てないと判断したのか、ライカ達に逃走を促す。彼の顔にはアザが、手足には切り傷がいくつもあった。さしもの上級冒険者も、多勢に無勢でやられてしまったのだろう。

「逃がすわけねぇだろ。おい、お前ぇら、囲め!」

 親玉の声に併せて周りの盗賊達が一斉に立ち上がる。各々が武器を持ち、ライカ達を囲むようににじり寄ってくる。

「変な動きすんじゃねぇぞ? こいつらを殺されたくなけりゃな」

 1人冒険者達の傍に残った親玉が剣を弄びながら言う。

「なぁに、殺しゃしねぇよ。大人しくしてりゃ、痛い目みずに済むぜ。まぁすぐに奴隷商に売っぱらうんだがな!」

 盗賊の親玉はそう言って、何がおかしいのか大きな笑い声を上げた。

 通常、奴隷とは犯罪者を犯罪奴隷として、返済不能な借金を抱えた者を借金奴隷として、危険な仕事や重労働をさせる者の事を指す。しかし盗賊のいう奴隷は、罪のない人間をさらい奴隷に落とす非合法の奴隷である。

 奴隷など合法であろうが非合法であろうが、どちらも最悪であることに代わりはない。しかし合法奴隷は正規の手続きを踏んで購入され、まだ人として扱われることが多い。しかし非合法奴隷は正しく物であり、死より辛い思いをする者も珍しくない。

 そんなものに落とすと言っておきながら、大人しくしていろ、というのも中々に無理な注文である。

「そこにいる者達がどうなろうと我は構わぬが、助けぬわけにはいかぬのだろうな・・・・・・」

 敵に敗れ命を握られている者など放っておけばいい、と思うアルクラドだが、ライカ達はそうではなかった。その様子を見て、アルクラドは密かに魔力を込めながら言う。

「ロザリーよ。この様な状況で、無詠唱魔法は役に立つとは思わぬか?」

 同時に足で地面を踏みつける。

 地面から石の剣が無数に飛び出した。

 冒険者に剣を向けていた親玉に、ライカ達へにじり寄る盗賊に、ライカ達の背後を取る盗賊に、鋭い石の剣が襲いかかる。

 地面から針山の如く突き出した剣は、盗賊達の足を、膝を、腰を、腹を、腕を、胸を、身体中の至る所を貫き刺した。森の中が、おびただしい量の血と、苦痛の叫び声で満たされる。

 たった1度の魔法で、50人以上いた盗賊の半分が即死。更に残りの半数が致命傷を負い、その場に倒れ伏す。残りも少なくない傷を負い、もうまともに戦うことは出来なかった。

「行くぞ、ライカ」

 そんな盗賊達の下へアルクラドは駆け出す。

 冒険者達へ被害を出さぬよう、彼らの傍の魔法は威力を抑え、剣の数も少なくした。そのため盗賊達の被害も少なかった。その分、ライカ達の周囲には逃げ場のない程の剣が突き出ており、盗賊達の被害は甚大だった。

 生き残った盗賊達の一番奥、冒険者に剣を向ける親玉の下まで駆け抜け、剣を一閃。激しい痛みで身体を上手く動かせない親玉は、為す術なく胴を真っ二つに切り裂かれた。

 すぐさま残りの盗賊へ目を向ける。

 何とかアルクラドを迎え撃とうとする盗賊達だが、身体は満足に動かず、また迫り来る死の恐怖に足がすくみ、全く相手になっていない。

 防御の為に突きだした武器ごと身体を断ち切られていく。

 アルクラドが剣を振るう度に、人の身体の一部が空を舞い、地面を赤黒く染めていく。ある者は腕を失い、ある者は脚を失い、ある者は上半身のない自分の下半身を眺めることになった。

 アルクラドが魔法を使ってから少しもしない内に、全ての盗賊が切り伏せられた。辺りは鉄さびに似た血の臭気で満たされ、地面は雨上がりの様にぬかるんでいた。

 結局は、ライカは何もする間もなく、全てアルクラドが片付けてしまったのであった。


 50人以上の盗賊を、あっという間に倒してしまったアルクラドを、捕らえられていた冒険者達は唖然とした様子で見つめていた。

 盗賊が倒され、自分達が奴隷になる運命から解放されたというのに、その反応は薄い。しかし自分達を負かした相手をいとも簡単に、それも戦闘とも呼べない圧倒的な力で蹂躙し倒してしまったのだから、そんな反応になっても無理はない話である。

「其方達、大丈夫か?」

「あぁ、何とか……ただエービルさんが重傷だ」

 冒険者の1人が言う様に、全員が怪我を負っているものの、その程度は軽い。打撲や剣で切られた跡はあるものの命に関わる傷ではない。盗賊達の数の力に押され、ろくな抵抗も出来ずに捕らえられてしまったのだろう。

 対して上級冒険者であるエービルはかなりの深手を負っていた。

 顔にはアザがあり手足にもたくさんの切り傷がある。そして防具の隙間を刺されたのか、彼が横たわる地面はかなりの大きさの血だまりが出来ていた。よく見れば顔も血の気がなく、青白かった。

「ロザリー、治療を頼めるか?」

 アルクラドは回復魔法は使えず、怪我や病気に対する治療法を1つも知らなかった。今までそれらを覚える必要が全くなかったからだ。

「分かりました!」

 エービルの状態は誰が見ても危険なものだった。ロザリーもアルクラドに言われる前から、彼の下へ向かっていた。

 助けられるかどうか分からない。

 ロザリーの回復魔法はそれほど高位のものではない。打撲や切り傷など、それなりの傷を治せる程度である。今にしても傷口を塞ぎ、これ以上血が流れるのを防ぐくらいしか出来ない。後はエービルの生命力に賭けるしかなかった。

 ロザリーは必死に魔法をかける。少しでもエービルが生き残る可能性が高くなるように。

 その様子を見ながら、アルクラドとライカは、捕らえられていた冒険者達を縛る縄を解いて回った。

 手足を縛られて地面に転がされていた冒険者達は、自由になった手足を思い思いに動かし、ライカ達に礼を言う。

「いや、助かったぜ。しかしあんた、強ぇな……」

「これで奴隷にならずに済んだぜ。しかしあんたみてぇな強い奴がいたなんて知らなかったぜ」

 だが、アルクラドに対しては恐怖心を拭えないでいた様だ。

 助けてもらったのにその態度はないだろう、とライカは思うが、一方で仕方ないとも思う。それだけアルクラドの力は圧倒的だったからだ。

「盗賊達はさっきので全員なのか? 俺達がここに来る時には逃げる奴らはいなかったけど」

「恐らく……俺達も森を全て見たわけじゃねぇから分からねぇが、俺達も逃げる盗賊は見てねぇ」

「森の周辺にいた奴らと、さっきので全部なんじゃねぇかな」

 ここにいるのは北方面から攻めていたエービのパーティーともう一つのパーティー、そして南西方面から攻めてきたライカのパーティーの3つである。その3つのパーティーだけでは、森の中にいる盗賊達の全容を掴むことはできない。

 エービルの回復を祈りながら、他のパーティーの到着を待つしかない。そう思い、ふとエービルに目をやるライカとアルクラド。

「ロザリー!」

「其奴から離れろ!」

 同時に叫ぶライカとアルクラド。

 2人の目に映ったのは血に汚れた剣を抜くエービルの姿。その様子に先ほどまでの弱々しさは感じられない。

「えっ?」

 突然に叫ばれ困惑するロザリー。珍しくアルクラドが声を荒げたため、彼女の注意がそちらに向く。

 ピタリッ

 ヒンヤリとした冷たさとヌルリとした感触を、ロザリーは首筋に感じた。

「動くな。こいつを殺されたくなけりゃな」

 耳元で聞こえた声に、ロザリーは背筋に悪寒が走るのを感じた。

 そっと視線を向ければ、先ほどまで倒れ伏していたエービルが、とても邪悪な笑みを浮かべていた。

お読みいただきありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。

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