幸二郎です。
昨年の「1789〜バスティーユの恋人たち〜」のキャストが発表になった時、「今回のロペスピエールは三浦涼介って子かぁ」と彼の経歴を見ました。
そこに私のマブダチと共演している作品があったので、そいつに「三浦涼介ってどんな子?」と聞いたら、「岡ちゃん!りょんはご飯とか連れて行かなくて良いよ!!」と言われたのです。
後々聞いたら、多分私が毎回ご飯ご馳走して面倒見そうだから…位の意味だったらしく…
本当に「1789」の時は一度もご飯なんて行って無いし、多分言葉を交わしたのも2,3回くらいだった様な…
そんな親しく話しかけて来るでも無く、媚びて来る訳でも無く、それが、何だか“クソ生意気”に見えてきて、「あ〜可愛がらないで良いから!」ってのはそう言う意味だったのか!と思ってました。
そして「ロミオ&ジュリエット」でも共演。
「また一緒かぁ〜」と思い稽古が始まりました。
「ん?ん?ん?何だか印象が違う!」
そこから私のりょん観察は始まりました…
三浦涼介とは…
物凄く役の事を考えていて、
物凄く作品の事を考えていて、
物凄く真面目で、
物凄くシャイで、
物凄く自分を持っていて、
物凄く控えめで、
物凄く友達思いで、
物凄く真っ直ぐで、
物凄く「良いヤツ」だ!!
って事が判りました。
ダブルキャストってのは一概にもう一人がやって無い事をやりがちになります。
しかしりょんは決められた事しか言わないし、決められた中で自分を最大限に出そうとする。
そこには何の計算も無く、ひたすら役に生きようとするいや、役で存在している姿しか映ってませんでした。
私は加藤和樹、廣瀬友祐に続き、「人を見かけと外野の意見」だけで判断してました。
そう言えば「るろうに剣心」でも一切余計なことはしてなかったなぁ〜と。
「1789」から一年見続けて、共演して、このロミオ&ジュリエットの千秋楽に始めて笑顔で一緒に写真を撮った次第。
打ち上げの時のコメントも、千秋楽のカーテンコールのコメントも極めて普通で謙虚で気遣いのある言葉でした。
彼が大きな仕事が続くのが判った瞬間でもありました。