トップ > 中日スポーツ > コラム > Penペン草紙 > 記事

ここから本文

【Penペン草紙】

大阪杯を外回り1800メートルにしては

2019年4月9日 18時0分

第63回大阪杯を制したアルアイン(3)。右は2着のキセキ=阪神競馬場(共同)

写真

 さあ、今週は3歳牡馬クラシック第1弾「皐月賞」。すでに今年のJRA・G1はフェブラリーS、高松宮記念、大阪杯、桜花賞の4つが行われたが、特に高松宮記念と大阪杯は内枠有利がはっきりしており、関係者からも少々不満の声もあった。

 「競馬だから枠順によって有利不利があるのは仕方がないことだが…。それでも大阪杯は内回りではなく、せめて外回りならばもっと面白くなると思うが…」と、栗東のベテラン調教師はポツリ。

 まったく同感である。そこで大阪杯を外回りの芝1800メートルにできないか。芝1800メートルは世界に数少ないというが、先月アーモンドアイが勝ったドバイターフの例もあり日本にもなじみはある。

 現在、同場では外回りの芝1600メートルで桜花賞、阪神JF、朝日杯FSの3つのG1が行われている。内回りは芝2200メートルの宝塚記念がある。大阪杯創設時は距離の2000メートルを優先したのだろうが、外回りになって多少でも枠順の有利不利がなくなれば関係者もファンも納得がいく。

 同週にドバイ国際競走が行われるが、今年も数多くのG1ホースが顔をそろえた大阪杯。あえて変える必要があるのか。ただアーモンドアイが勝つためにドバイターフを選んだという。芝1800メートルのG1を待ち望んでいる関係者は少なくないのだ。(花岡敦史)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ