名古屋Dは、ホームで大阪に87-86で逆転勝ち。30勝25敗で西地区2位に浮上し、年間優勝を争うチャンピオンシップの出場権獲得へ前進した。琉球は2年連続で西地区優勝を決めた。中地区3位の三河は、新潟に62-79で敗れた。
残り時間は数秒、追い掛ける点差は1点。マイボールの再開からパスをつなぎ、ジャスティン・バーレル(30)がシュートを放った。逆転の2得点。直後に試合が終わると、選手たちは抱き合い、梶山信吾ヘッドコーチ(42)は「疲れが吹き飛んだ」と余韻に浸った。
序盤から我慢続きだった。張本天傑主将(27)が「前半リバウンドを取れず苦戦した」と振り返るように、徐々に離され、第3クオーター終了時には12点差がついた。
それでも「選手は諦めなかった」と梶山ヘッドコーチ。第4クオーターに張本主将の3点シュートなどで猛追し、粘る相手を振り切った。
この1勝で地区2位となり、チャンピオンシップ出場権争いで頭一つ前に出た。梶山ヘッドコーチは「目の前の試合に集中していく」。地区首位の琉球戦をはじめ、残る5試合のリーグ戦を見据えた。