アイドルグループ「A.B.C-Z」の戸塚祥太(32)、「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大(32)、俳優で歌手の加藤和樹(34)、尾藤イサオ(75)らが15日、東京都内で舞台「BACKBEAT」製作発表に出席した。
メジャーデビュー前の5人編成時代のビートルズを描いた青春群像劇。1994年公開の同名映画を舞台化し、今回が日本初演となる。戸塚はデビュー直前の1962年に脳出血で死去したベーシストのスチュアート・サトクリフ役。加藤はジョン・レノン、辰巳はジョージ・ハリスン、JUON(34)がポール・マッカートニー、上口耕平(34)がピート・ベストを演じる。
劇中で約20曲を生演奏する5人は2月から練習を重ね、この日初めて「ロックン・ロール・ミュージック」と「ラブミー・テンダー」の2曲を人前で披露。戸塚は「芝居しながらの演奏なので本当にハードルが高い」と苦笑しながらも「すごく気分が高揚している。自分の中に何か新しい命が生まれたよう。ビートルズの青春を丁寧に熱く演じていきたい」と意気込んだ。
66年のビートルズ初来日公演(日本武道館)で前座を務めた尾藤は、5人の熱演に「グーですね。一夜漬けで本当によくここまでやりましたよ」と絶賛。ギター経験ほぼゼロから1日8時間の猛練習で臨んだ辰巳は「ライブツアーもやりたい」とブチ上げた。
東京公演は5月25日から6月9日まで東京芸術劇場。愛知公演は6月19日に刈谷市総合文化センターで。