あたしたちはポルノについても、ジェンダーの構築性についても、精神分析の妥当性についても未だに結論をみない論争の過程にある 詩織さんはあたしたちの理論の精緻化を呼び掛けたのか？詩織さんは被害を訴え事件の刑事事件化を望んでいるのではないのか？あたしたちは誠実に応えるべきではないのか？
詩織さんの主張の中にポルノについての規制や産業促進など何もなかったはずなのに、レイプファンタジー＝ポルノ＝レイプという簡略化された図式に落とし込んでしまうことに、どうか慎重になってほしい。 被害者の口を勝手に借りたらあかん。ポルノについては後でやればいい。それだけはやめてくれ。
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あたしたちは詩織さんの要請に額面通り応えるべきだ。彼女の言葉を額面通り受け取ることで、彼女を評価することを自主的にやめることができると同時に、あたしたちは彼女より語ることが、知ることができるという可能性を排除することができる。
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あたしたちは被害者を蹂躙する性犯罪者のように、被害者の主体性を一切否定することなく、被害者のタイミングや争点を完全に受け入れるべきだ。 あたしたちと性犯罪者を区別するものは、唯一それしかない。被害者の潜在的な可能性を尊重し、被害者を超えて意味づける権限の全てを放棄すべきだ。
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全ての意見を違え意見を同じくするフェミニストの姉妹よ どうか主体性を奪われたと訴える仲間の主体性を取り戻すために、誰も彼／彼女の開発独裁者になることなく、あたしたちの主体性を使うことを試みようではないか もう一つの世界は可能だ！とフェミニストとして言おうではないか
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