2月25日福岡市民救援会第六回総会報告、つづきです。
素敵なメッセージをありがとうございました。
素敵なメッセージをありがとうございました。
*福岡市民救援会第6回総会へのメッセージ*
*福岡市民救援会呼びかけ人*
市民救援会総会開催にあたりまして、本日参加が叶わないため、メッセージをお送りいたします。
私の冤罪事件から始まったこの市民救援会は、時代を下るごとにその存在意義を高めています。
飯塚事件の再審請求がまたも却下されました。
DNA鑑定が足利事件と同様の方式であり、警察の鑑定には疑問があるのみならず、試料を保存していないなど、捜査のあり方そのものにも問題がある にもかかわらず、です。
刑事事件だけでなく、民主主義国ではあってはならないはずの「政治犯」の拘禁とそれによる圧力のために公権力が使われています。
国連人権理事会でも話題となった沖縄の山城博治さんの事件は言うに及ばず、安倍首相夫妻の関与が疑われている森友学園の事件でも同様です。
あろうことか、森友学園の籠池前理事長宅は競売手続きが進められ、彼らは帰る家までなくなろうとしています。
拘禁を続ける建前は、証拠隠滅の恐れがあること、逃亡の恐れがあること、住所が不定であることの3つです。
この3つめを作ることで、拘禁を正当化しようとしているのかとすら思ってしまいます。
今や公権力の暴走は戦後史上稀に見るほど明らかで、逆のパター ンとして首相と昵懇の仲であるジャーナリストがレイプ事件を起こして逮捕状が発行されたにもかかわらず、逮捕直前になって「上からの指示」により逮捕が取りやめになった事件も記憶に新しいところです。
市民救援会の意義と活動が広がることで、市民の自由が保障される社会に1日も早くなることを願っております。
足立 力也
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*救援連絡センター*
福岡市民救援会第六回定期総会に連帯のメッセージを送ります。
総会の案内にも触れられていましたが、飯塚事件の冤罪死刑執行後の「再審請求」といった極めて意義のある闘いにあらためて敬意を表します。ご当地では、福岡事件もあると思いますが、1948年1月26日の「帝銀事件」から今年は70年を迎えています。旧刑訴法下の冤罪死刑執行出来ず、獄中での死を待つ、といったこの国の体質はあらゆるところに蔓延しているように感じます。他方で、安倍晋三自公内閣の上川陽子法務大臣は、昨年再審請求中の「確定死刑囚」の行使と死刑執行を行った。
およそ130人の「確定死刑囚」、1800人を超える「確定無期囚」、この間の刑の重罰化によ
って、「長期受刑囚」の常態化と高齢化→獄死、といったこの国の監獄・刑務所・刑事施設・留置施設の根底にある負の歴史を作り直す闘いと、警察留置場(代用監獄とも呼ばれている)を勾留決定時の留置場所には使わせないことが救援運動に止まらず、法曹関係者には問われていると思います。
逮捕、勾留されたときの被疑者には、黙秘権の行使と、取り調べ受任義務は一切ないという点をあらためて確認しておく必要があります。信頼できる弁護人と支援の仲間たちとの共同の徹底抗戦こそが、警察・検察・裁判所一体となった不当逮捕・勾留を解かせる途だと思います。
福岡市民救援会の皆さんとの豊かな共同の救援戦線をつくりあげていきましょう。
2月20日
救援連絡センター事務局長 山中 幸男
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*反天皇制運動連絡会*
福岡市民救援会のみなさま
距離的にはやや離れている東京の反天皇制運動連絡会(反天連)から、第6回総会を迎えられた福岡市民救援会のみなさまに、日ごろのご活動に敬意を表し、感謝と連帯のメッセージをお送りします。
物理的な距離はともかく、課題的には、私たち反天皇制を掲げるものにとり、市民救援を担っておられるみなさまの活動は、とても近しい存在であり、なくてはならない運動です。
昨年は、「全国海づくり大会」に反対する行動においても大変お世話になりました。デモ参加は、とりわけ反天皇制のデモでは、ワクワクする一方でそれなりの緊張を強いられ、この間の治安状況を考えると、最悪の事態もありうるということも頭の片隅にはあり続けます。そういった活動において救援会は本当に心強い存在です。昨年、福岡のデモで心おきなく声を上げ、参加者のみなさんと一緒に解放的な気持ちで歩けたことの背景には、救援会の存在は大きかったはずです。デモ出発前に救援会の電話番号を知らされた時、その電話番号を握りしめ、「お守り、お守り」と心に念じました。ありがとうございました。
また福岡市民救援会には、以前に反天連の仲間が治安弾圧の対象となった時、こちらで発した抗議声明等に賛同をいただいたりもしています。あらためてお礼の気持ちをお伝えします。とても心強く本当にありがたかったです。感謝しています。
私たちは、代替わり状況のただ中にある今、右翼も警察も本気で反天皇制運動に対峙してきていることをヒシヒシと感じています。そのようななか、反天連も、反天課題はもとより、さまざまな諸課題を担う友人たちとともに知恵を出し合い、「天皇制いらない」の声を拡げていく運動をつくり出す一翼を担っていきたいと考えています。状況は日々厳しくなるのかも知れませんが、手をつなぐべき人々がたくさんいることを信じ、頑張っていきましょう。これからもよろしくお願いします。
ともに!
2018年2月25日
反天皇制運動連絡会
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*福岡市民救援会呼びかけ人*
政治の劣化が止まりません。
社会も分断され、排外主義的な体外強硬路線や、あからさまな差別が横行しています。
市民による様々な運動が、とても大切になっていると思います。
そして、だからこそ、政治権力からの弾圧に備える必要も強まっています。
重要な役割を担う福岡市民救援会の活動を、今後も可能な限り、お手伝いしたいと考えています。
九州大学大学院法学研究院教員 出水 薫
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*Stop!沖縄新基地建設・福岡*
福岡市民救援会総会に向けて
沖縄での米軍機の落下物事故が止まりません。保育園や小学校の上を平気で飛び、物を落下させても子どもが傷ついても何も心が痛まない。反省もしない。これが沖縄で1945年からずっと続いている現実です。なぜなら、米軍ヘリの飛行が日本の航空法の適用除外になっているからです。今後もし、佐賀空港にオスプレイが配備されたら、きっと背振山系はオスプレイの低空飛行訓練の格好の訓練場になることでしょう。雁ノ巣にヘリパッドをつくる計画を、ヘリ基地反対協の安次富浩さんは「オスプレイパッドだ」「佐賀から福岡に飛んでくるのだ」と言っておられました。
安倍政権は、遅々として進まない辺野古新基地建設、決してあきらめない沖縄住民の粘り強い抵抗にしびれを切らし、不当逮捕という形で非暴力の座り込み市民を、今なお弾圧し続けています。18回の公判を終えた山城博治さんたち3名の裁判は、ようやく3月14日に最終判決が出されます。現在「完全無罪を求める署名運動」が国際的に取り組まれていますので、最後の最後まで全国で支えましょう。(会場に署名用紙を用意しています)
また、琉球弧への自衛隊配備の問題も浮上しています。「基地があれば他国からの攻撃の対象になる」と、地元の方々が懸命に反対をされています。沖縄の基地問題は米軍だけではありません。全国からの注視や座り込み支援が全く足りていない、離島への連帯も強めていきましょう。
私たちStop!沖縄新基地建設・福岡は、毎月1回、辺野古新基地建設の埋め立て工事を進める大成建設九州支店の前で、抗議・要請行動を行っています。『沖縄の問題は、私たち本土の問題である』。このことを胸に刻み、あきらめることなく、今いるところでできることを、私たち一人一人がやり続けていきましょう。ともにつながり、大きな力に抗い続けましょう。
Stop!沖縄新基地建設・福岡
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*共謀罪法を廃止する会*
福岡市民救援会総会へのあいさつ
2018年2月25日
共謀罪法を廃止する会 脇 義重
第六回総会おめでとうございます。
福岡市民救援会のこれまでの活動に敬意を表します。権力による人権侵害・政治弾圧から市民の権利を護るためには、なくてはならない団体になっています。
国会で強行可決、成立された「集団的自衛権行使」容認の新安保関連法は日本を再び戦争する国に変えた憲法違反の戦争法です。後日成立した共謀罪法(「改正」組織的犯罪処罰法)は、日本政府の戦争政策に反対する結社とその運動を弾圧した治安維持法の再来で、権利運動を弾圧する治安立法です。共謀罪は市民から内心の自由を奪う憲法違反の法律です。日本の刑法体系にはなかった犯罪類型といわれ、犯罪の計画について合意すること自体が独立の罪とされています。
戦中、特別高等警察は、治安維持法などを根拠に、人権を蹂躙し、市民を国家の戦争目的に従属させる装置として動き、取り調べの過程でも多くの市民の生命を奪いました。政府は帝国議会で治安維持法の立法目的について、取り締まり対象は国体を転覆させる者、私有財産を否定する者であり、一般の市民結社は対象とはならないと答弁していました。しかし、法が適用・執行されると、弾圧対象は無政府主義者や共産主義の結社に留まりませんでした。次第に自由主義者や宗教者たちの結社にまで及び、次々に解散させられ、弾圧されました。
その歴史への反省に立って日本国憲法は21条で「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と条規したのです。今回の共謀罪法は、憲法で保障されている思想・表現・結社の自由を脅かすものです。今、
自民党は国家からの自由を闘う結社を否認する憲法改正案を提案し、戦前の社会回帰を画策しています。共謀罪法を廃止し、自民党案や安倍首相案などのように平和主義、主権在民、基本的人権の尊重を踏みにじる改憲をさせない運動につなげたいものです。
共謀立証の「犯罪」捜査手続きは思想検察・思想警察の恣意的な判断に委ねられます。尾行、盗聴、監視、内偵そして供述などは、方法において組織的犯罪集団と一般の市民団体で変わりはありませんので共謀罪法が適用される捜査は、犯罪とは無関係な市民団体を組織的犯罪集団と見做して行われる心配が出てきます。捜査は、一般市民を監視する体制、密告を奨励する制度を伴って進められる懸念があります。
市民は共謀罪法案をどう見ているのでしょう。当会が17年に行なった天神での共謀罪賛否シール投票では、賛成が27票だったのに対し、反対は243票で、実に90%が法案に反対していました。こうした市民とともに、共謀罪法を廃止していきたい。
福岡市民救援会の一層のご活動に期待します。
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*ガサ子ちゃん倶楽部*
福岡市民救援会の皆さま
いつも通信を送ってくださり、たいへんありがとうございます。
熱いメッセージを送ります。---------------------------------------------------
激励メッセージ
福岡市民救援会の第6回総会を、心よりお祝いします。「わたしたちに明るい未来はあるのか?」鋭い問いかけですね。いつも感じるのですが、呼びかけのチラシの文章が良い。わたしたちも見習いたいと切に思います。
わたしは80年代から東京の救援連絡センターの運営委員を拝命しております。運営委員会にはオブザーバーと称する、某革命党派の面々が臨席します。うっとおしいなあと感じながらも、心の大きな山中幸男事務局長を見習って寛恕の心で迎えております。二大原則のひとつ「国家権力による弾圧に対しては、犠牲者の思想的信条、政治的見解のいかんを問わず、これを救援する」だもんね。
数年前の運営委員会において、某党派から貴会への批判がでました。分派行動をしている、090-2396-1374兄さん苦労意味なしの電話番号は、03-3591-1301獄入り意味おーいと違うという指摘だ。それ、違うじゃん。福岡って九州だよ。東京に電話したって弁護士が出動できると思ってるの? 昼間しか専従がいない東京よりも合理的ですらある。「携帯電話お当番制」だったら24時間つながるじゃないの。それを「分派行動」って、なによ。なんなのよ。
サイトを印刷したものを、なにやら葉山岳夫代表弁護士に渡してるのを目撃。なんだよ、資料だすなら全員に廻せよ。葉山さんはインターネットなんて使ってないんじゃないの?高齢者への詐欺現場を目の当たりにしたような気分。ちゃんとサイトには新橋の救援連絡センターの電話番号も紹介してるし、救援ノートも載ってるじゃん。憤慨して、わたしは爺さま方に説明をしてあげたのだった。
感謝状をだすくらいえらいのに、悪口いうなんて酷いぞ。それ以降、福岡市民救援会を強く深く応援するものであります。
毎月天神パルコ前で街頭情宣するのも、立派。見習わなくちゃ。いのうえしんぢイラストも素敵。ますますの、ご発展をお祈りいたします。
2018年2月20日
ガサ子ちゃん倶楽部
大山 千恵子
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*争議団連絡会議*
連帯メッセージ
第六回総会の開催、おめでとうございます。
日頃の貴救援会の運動に心から敬意を表し、連帯メッセージを送ります。
戦争国家と治安国家作りへの道を突き進む安倍政権に対して、私たちはこれを絶対に許さない決意のもと、反対運動を継続してきました。残念ながら一昨年の刑訴法等改悪や昨年の共謀罪成立により、より一層の警察権力の暴走、捜査のフリーハンド化が推進されるのは必至の状況を迎えていると言わなければなりません。盗聴が大幅に自由化され、「司法取引」が法的にはとにかく成立した上に、実行行為が無くても事前の捜査で容疑、嫌疑を特定すれば捜査・弾圧できる共謀罪が成立した現状をふまえて、これまで以上の警戒心と決意を持って、闘いを進めていく必要があります。
犯罪の実行自体を問題にするのではなく、事前の話し合いや打合せ、準備行為を警察が特定するためには、「犯罪の監視」ではなく危険な団体、グループの「日常活動の監視」を行う必要があり、既に警察の日常活動、捜査がそうした段階に入ったと認識しておく必要があります。「共謀罪の発動、適用を許さない」「共謀罪法を廃止に」「盗聴、尾行、司法取引など、警察の好き勝手な捜査手法駆使を許さない」ことを掲げて、今後の運動を展開していきたいと思います。
私たち争議団の闘いに対しては、仮処分・間接強制攻撃、損賠攻撃がエスカレートし、昨年は預貯金口座の差押えや自宅差押え、強制競売攻撃がかけられる事態に進んでいます。また個別経営のこうした卑劣な闘争圧殺攻撃を後押しする形で、裁判所も次々に不当決定、判決を濫発してきました。判決内容も労働者、労働組合の権利を見ようとせず、労働組合、争議団を明らかに敵視する内容にまで至っています。
2018年成立を目指す民事執行法改悪の動きも、見過ごせません。訴訟的に確定した債権を確保し、実効性を持たせることを名目にして、執行や差押え手続きをスムーズに行える簡易化、迅速化が目指されています。激化する民事弾圧が襲いかかる現状では、この法改悪を通じて、争議団の闘いがいよいよ抑圧・規制される状況に至ることは明らかです。
来たる3月4日~5日には全国争議団交流集会、全国結集行動を大阪の地で予定しています。現場闘争を禁圧する民事弾圧をはね返し、実行行為無しでも捜査、弾圧画策が可能な共謀罪適用を許さず、全国各地で闘う労働組合、争議団との連帯、共闘を強化していきたいと考えています。
全ての闘う労働者、民衆と共に、さらなる闘いを推し進めましょう。
第六回総会の成功と、向こう一年のご活躍を心から祈念して、連帯メッセージとさせていただきます。
2018年2月25日
争議団連絡会議
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*福岡・戦争に反対する女たち*
秘密は戦争の始まり、と この頃つくづく思います。
国が秘密保護を言い出した時は もう戦争の準備を始めているんです。そして、次々に戦争を推進するための法律を作り、国民の人権を制限しようとしています。
今年2018年は この国にとって 分かれめの年になりそうです。戦争をしない国を選ぶため、みんなの知恵を出し合いましょう。選挙に無関心な人たちを掘り起こし 目覚めさせ、現状に気づいてもらうしか手がありません。一人一人が動けば、無力ではありません。私たちの力を信じましょう。共に頑張りましょう。
殺さない、 殺されない、 殺させない、これが私たちの願いです。
福岡・戦争に反対する女たち 森部聰子(モリベトシコ)
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*破防法・組対法に反対する共同行動*
福岡市民救援会の日頃の奮闘に敬意を表し、第6回総会の成功を祈念します。
私たちは昨年6月15日の共謀罪法採決強行の悔しさを忘れることができません。安倍政権の改憲強行と治安攻撃を跳ね返し、現代版の治安維持法である共謀罪の発動を絶対に許さず、廃止まで共に闘いましょう。
安倍の止まらない暴走が、戦争・治安法制定ラッシュ、そして朝鮮戦争挑発から明文改憲にまで飛躍しようとしています。何としても戦争・治安管理国家の実働化を止めなければなりません。
私たちは、3月12日の霞が関デモや3月25日の「戦争と治安管理に反対するシンポジウム」で、戦争・治安・改憲NO!の声をあげ、今年から来年にかけての正念場の闘いに入ります。またぶっ飛ばせ共謀罪!百人委員会が3月31日に呼びかけた「共謀の日」Ⅳの大街宣を新宿で行います。ともに手を取って一切の戦争・治安・改憲攻撃を許さず共謀罪の廃止まで闘いたいと思います。熱い連帯の意志をさらに固くして。
破防法・組対法に反対する共同行動
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*反戦共同行動・福岡*
共に弾圧と闘いましょう
反戦共同行動・福岡
私たちは今共謀罪法のある時代に生きかつ闘っています。国家権力が様々な法令を利用して、たたかう人びとへの人権侵害の度合いを強めています。さらに現下の治安弾圧体制は、不当な職質や尾行、GPS捜査から電話・メール等の盗聴、そして街頭や施設の監視カメラまで
あらゆる生活領域への権力の干渉と監視が広がっています。
さらに、安倍政権は憲法改悪・緊急事態条項の制定によって、人々のたたかいを完全に圧殺するという狙いをあらわにしています。
日米安保体制を打ち破り、沖縄―本土のすべての米軍基地を撤去するのかどうか、戦後労働法制の解体を許さず労働監獄をぶち破るのかどうか、安倍政権の凶悪な攻撃とのたたかいは、同時に日常的な逮捕捜索監視の攻撃とのたたかいでもあります。
ただ一人への弾圧も全人民への弾圧ととらえて抵抗し救援するという理念を共有して、福岡市民救援会に連帯します。