この答弁に宮本議員は「いやいや『原因は究明されたのか』と聞きましたら『原因はまだ究明されなくて、各国あわせて究明中』と。まさに欠陥があって、いつ、とんでもない事態が起こるかわからないという中でF35を飛ばし続けている。更に爆買いしようとするという話じゃないですか」と追及。日本は米国からF35Aを105機、F35Bを42機購入する計画を決めている。
宮本議員は「検査院の報告では2018年1月時点では未解決の欠陥が966件あったと書いてある。防衛省はこのF35の欠陥、966件のリストの詳細というのはお持ちなのか。追加取得を決めるに当たって、966件はどこまで解決したと把握されているのでしょうか」と質問。
岩屋防衛大臣は「F35のA型(通常の離着陸機)、B型(短距離離陸・垂直着陸機)、C型(海軍が運用する艦上機タイプ。空母への離着艦が可能な戦闘機)全ての型式全体で966件あるという記述が確かにある。防衛省としては、リストは保有していない。これらの課題について確認したところ、我が国が導入するF35Aの機体については、運用能力や飛行の安全性等に影響を及ぼすような課題はないということが判明しております」と『課題がないことが判明している』と断言した。
岩屋防衛大臣は宮本議員の再度の質問にも「我が国が導入しているF35Aの機体につきましては『運用の安全性に影響を及ぼすような課題がないということを確認している』わけでございます」と再度答えた。今回の事故原因次第では岩屋防衛大臣の責任が問われることになりそうだ。(編集担当:森高龍二)