ご訪問ありがとうございます。
医療の進歩、最新の医療を正しく理解し
玉石混淆の情報で怪しい治療に流されない
ためには、
まず、「標準治療≒保険診療」を
知っておこうよ、押さえておこうよ、
ガイドラインをツールとして
それぞれの治療のメリット、デメリットを
主治医と話し合って
(場合によっては、セカンドオピニオンも
受けて)
患者自身が納得して治療選択する、
場合によっては、人によっては、
先進医療や臨床試験も検討してみる、とか
その上で、代替療法(補完療法)は、
追加で、考えようよ
※その上で、
年齢や基礎疾患や、癌の種類、状態や
それぞれの価値観で、
選択は変わってくるのだと思います。
という主旨で
標準治療(≒保険診療)とは何か、
乳癌治療の目的と概要
標準治療(≒保険診療)の
具体的な治療手段、各論として、
手術、薬物療法、放射線療法
について、再掲し、
治療判断に重要な検診・画像診断
についても再掲しましたが、
術後の経過観察の手段と頻度は
気になる経過観察者も多いと思われ、
今までも、何度か、
私が頻回の画像検査をしていることへの
(家庭事情でちょっとお休みしていますが)
質問、批判コメントや掲示板書き込みも
ありましたので、
から、関連箇所を抜粋再掲した後で、
最新動向のりブログ紹介記事を
発信したいと思います。
(ガイドライン再掲16)
ー◆ー◆ー◆ー
(元投稿:2019/8/22、再掲:2019/4/2)
(前略)
検診、検査は、
非常に重要であり、
その技術も進歩しています。
(元投稿:2018/8/22)
※私のコメントは緑字に変更しました。
(2019/4/2)
【検診・画像診断 メモより
術後経過観察関連を抜粋】
術後の定期画像(CT)検査
・再発リスクの低いステージ1、2乳癌の
術後に定期的な全身画像検査を行わない
ことが勧められる(推奨度合意に至らず)
※ 行わないことを「強く勧める」のか、
「弱く勧める」のか、3回のvotingを
行ったが合意に至らず。
3回とも「弱く」36%、「強く」64%
・術後フォローアップにCTを用いた
前向き研究は存在しない。
日本での小規模の後ろ向き研究では、
CTを含む画像検査または腫瘍マーカーで
見つかった遠隔転移群はOS、再発後の
生存期間が有意に良好。
(ただし症例数少ない。ステージ1、2の
検出率は低い。)
・乳癌サブタイプおよび腋窩リンパ節転移
を考慮した再発高リスク群に対する
画像検査を用いた術後フォローアップの
有用性に関する前向き臨床試験が開始
されており、解析結果が待たれる。
私は、
臨床研究結果を待っていられない、
HER2
(ハーセプチン効き悪し)、
ステージ3C
(腋窩~胸骨傍まで広範囲の
リンパ節転移、
郭清はレベル2まで、が結果4個、
術後病理検査での抗がん剤効果は不明
郭清漏れで決着させたという
個別特殊事情あり)
再発超高リスクなので、
私は早期発見を目指して検査して
いただいています。
勿論、転移後の長期生存を目指している
戦略の1つです。
術後の局所再発や対側乳癌早期発見
のためのエコー 、造影MRI
・術後の局所再発や対側乳癌早期発見
のために定期的なエコー検査が望ましい。
・乳房温存術後、特にルミナルタイプ乳癌
の局所再発早期診断にはエコーが有用。
他の組織型では他検査も併用することが
推奨される。
・初発乳癌がマンモ等で検出困難だった症例
または高濃度乳房症例では、対側乳癌の
早期発見を目的としたMRI検査は許容。
私は(私の通う病院では)、
年1回のマンモ、エコーは全員に実施。
以外はリスク加味、所見があれば、
かな?
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