2013年06月04日 石川県白山市 竹松町
なんと!
石川県の空に「9度ハロ」が出現しました!
激写しちゃった、どうしよう~。
空に興味のない方にとっては「ナンジャラホイ?」という心境でしょうね。
とにかく、自称「ハロチェイサー」(?)の私にとって、これは非常に非常に非常に嬉しいことなのです。
では、その「9度ハロ」というものの写真をば。
↓外側の大きな環が「22度ハロ」(よく見られるもの)、内側の小さな環が「9度ハロ」(激レア)
月の周りに見られることもあります。
やや薄い雲が広がったとき、太陽や月の周りに見られる白もしくは虹色に分光した光の環が「ハロ」。
天気が下り坂の時によく出現することから、「暈をかぶったら雨が降る」などと昔から言われています。
これは「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」という言い伝えに比べれば50倍くらい当たる確率の高い「観天望気」です。
ハロの説明を見てみると・・・
「雲を形成する氷晶がプリズムとしてはたらき、太陽や月からの光が氷晶の中を通り抜ける際に屈折されることで発生する。」
すみません、僕文系なんでこの辺で勘弁してください(^^;。
メカニズムはともかく、薄日差すときに見られる、「光と無数の氷の粒による現象」ってなワケです。
ちなみに、5/27の朝にも、このハロ(22度ハロ)という現象が出ていました。
じゃあ「9度ハロ」は何かというと、これも私には詳しく説明できません。
ハロにもいくつか種類があり、
・六角柱の氷の粒がプリズムとして働いた結果見られるものが、よく目にする22度ハロ
・ピラミッド氷晶という20面体の氷の粒によって見られるものが9度ハロ
らしいです。
他にもたくさんの種類があり、太陽からの視半径(どれだけ円と太陽が離れているか)によって、「9度ハロ」「18度ハロ」「20度ハロ」「22度ハロ」「35度ハロ」「46度ハロ」・・・などと呼ばれているようです。
今回目撃したのは、そのうち最も内側に見られる、ピラミッド氷晶がもたらした視半径9度の「9度ハロ」だったようです。
9度ハロはとても珍しい現象。
どれだけ珍しいかと言うと、「9度ハロ」でググってみてください(笑)。
先日、沖縄県でこの現象が多くの人に目撃され、大いに沸いたそうです。
こんなサイトを見つけました。
NAVER まとめサイトより
さて、このレアな現象をカメラに収めることができるだけでも非常にラッキーなのですが、もう少し欲張った写真を撮ろうと思いまして・・・ひらめいたのがコレでした。
題して
「麦秋の9度ハロ」
これほど季節感あふれる9度ハロの写真はなかなかないでしょう・・・
なんて、自己陶酔した一日でした。
最後に、麦の穂が黄金色に輝く麦秋の麦畑を。
ビールがうまい季節ですなぁ。
こちらも激レア!2014年の「幻日環」
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