京都市内の中学校で開かれた交通安全教室で、スタントマンの男性が大型トラックに誤ってひかれて死亡しました。

　12日午後2時すぎ、京都市山科区の勧修中学校のグラウンドで、市が主催する交通安全教室に出演中のアルバイトのスタントマン・中村佳弘さん（34）が誤って大型トラックにひかれました。中村さんはその後、死亡しました。警察によりますと、中村さんはトラックの事故に遭う歩行者役をしていて、トラックにぶつかった後はバンパーにしがみ付いて引きずられるという想定でしたが、途中で手が離れて車体の下に巻き込まれたということです。中学校の生徒や地域の住民など約570人が参加していましたが、安全教室は事故直後に中止されました。中村さんは東京のイベント会社から派遣されていて、3年の実務経験があったということですが、警察が事故の経緯などを調べています。