出場可能年齢が満45歳以上に引き下げられた昨年の大会を優勝したのは初出場組の渡辺英児だった。
今年、新たに出場資格を得たのは7人。ドリームメンバーに選ばれた浜野谷憲吾の他に海野ゆかり、武田光史、鳥飼真、上平真二、明石正之、佐々木康幸と多士済々な顔ぶれが並んでいる。期待値が高いのはやはり浜野谷。昨年はGIを2勝し、8年ぶりにグランプリの舞台へ復帰した。3月・クラシックのフライングは余計だったが、ルーキーらしくスピード全開の攻めでシリーズをかき乱したい。佐々木も注目が集まる選手の1人。最近は一般競走が主戦場とは言え、存在感は抜群。思い切りいいスタートで勝負を挑む。
若手たちの台頭を許さないのが古参の面々。昨年、優勝戦1号艇で敗れた今村豊は勝ってリベンジなるか。今垣光太郎、松井繁、服部幸男は長年ボート界をけん引してきた自負がある。貫禄のレースぶりでV戦線に名乗りを上げる。
地元からはドリーム戦1号艇の前本泰和を中心に西島義則、島川光男、市川哲也、そして前出の海野、上平が出場。6人が一枚岩となって遠征陣の好きにはさせない。