もたもた書いてて出遅れましたが、お年始代わりに。 短いですが年長組エロ の み なのでご注意ください。 …って元々エロ書きじゃないんで色々お許しをorz
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天使の甘い喘ぎが、悪魔の耳を心地よく擽る。 「あ……やっ……!」 最も感じるポイントを容赦なく穿たれ、天使は身悶えながら高い悲鳴を上げた。 「イヤなの? イヤなら止めますよ?」 悪魔が意地悪く腰を止め、含み笑いと共に耳朶を甘噛みしてやると、天使は涙を浮かべて縋り付いてきた。 「や……もっ…と……」 溜息のような掠れ声で求めてくるのが、ぞくりとするほど艶めかしい。 「……ホント、可愛いんだから」 これが無意識なのだから大したものだと妙なところに感心しながら、悪魔は天使の求めに応えて、さらに激しく攻めたて始めた。 「ふあっ……あ……も、だめ……!」 天使は身体をくねらせ、シーツを握りしめて悦がり狂う。 今日は後ろだけでイけそうだと、悪魔はその徴候にほくそ笑んだ。 最初は偶然だったが、試しに教え込んだところ、天使はその快楽をしっかり覚えてくれたようだ。 「いいですよ、そのままイっても」 「あああ…………!」 耳許で囁いて、ひときわ大きく突き上げると、天使は全身をがくがくと震わせて達した。 「く……っ……」 同時に強く食い締められ、悪魔も天使の中に欲望を解き放った。
息がおさまるまで暫し天使を抱き締めていた悪魔は、ふと顔を上げてサイドテーブルの時計を見た。 「あ……」 時計の針が午前0時をとうに過ぎているのを見て、悪魔は苦笑した。 天使はといえば、ほとんど意識を飛ばしていて、半開きの瞳は何も見ていない。 悪魔はその頬を軽く指先で叩いた。 「天使様」 声をかけると、天使は瞼を上げて身動ぎした。ゆるゆると気怠そうに、傾けていた顔を悪魔に向ける。 天使の濡れた唇を親指の腹でなぞりながら、悪魔はにっこり笑った。 「あけましておめでとうございます」 「え……?」 やや芝居がかった悪魔の台詞に、天使も驚いた様子で時計を見やる。 「うそ……気が付かなかった」 「僕も夢中で気付きませんでした」 笑い混じりの言葉に、天使はまだ紅潮した顔をさらに赤くしてそっぽを向く。 そんな天使にくすくすと笑いながら、悪魔は染まった頬にキスを落とした。 「……シながら年を越した場合、『姫はじめ』って言うんですかねえ?」 「知らん!」 寝返りをうって悪魔に背中を向けようとするのを制し、悪魔は再び天使を身体の下に組み敷いた。 「え、ちょ……」 「ま、折角だから確実に『姫はじめ』といきましょうか。 さっきはドライだったから、今度はちゃんとイかせてあげますよ」 「お前っ……! 何でそんな元気なんだよっ」 「貴方があんまり可愛いから。 それに、体力なら天使様のがあるでしょ?」 「それとこれとは別っ……」 じたばたと暴れてはみるものの、まだ手足に力が入らない天使は、悪魔に簡単に押さえ込まれてしまう。 うるさい口もキスで塞いでしまえば、じきに無駄な抵抗も止んだ。 「愛してますよ、僕の天使様……今年もよろしくv」 「……うん……」 答えの代わりに、天使の腕が悪魔の首にまわされた。
A Happy New Year !
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すいません出来心ですorz 真ん中の方がこの時期必ずラジオで「姫はじめ」とのたまうのでつい……。
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