Braidの考察 | 真・ゲーマーズブログ
2011-07-28 04:11:45

Braidの考察

テーマ:考察

Braidのレビューに続き、さっそく考察

これは一度全ステージをプレイした前提で書くので、ネタバレが嫌な人は読まないほうがよい


インターネットでいろいろと調べたところ、秀逸な考察がいくつかあった

しかし、一つ重要なポイントが述べられていなかった

それは、物語を紐解くための時系列である


まず、最初に入るステージは2である

そして、最後が1だ

私は時系列は1から順番に6までになっていると読んだ

それでなければ、ステージ名の意味がなくなってしまう

また、後ろの数字に行くほど世界が殺伐になっていく

平和な世界から殺伐とした世界、というほうが順当である


そして、問題のステージ1

ステージ1では時間を後ろから辿り、最後に真相がわかるが、その逆行する時間は全ステージに貫かれたものではない

ステージ1の真相を明かす仕掛けであり、ステージ1のみに通用する


そして、エピローグは主人公ティムの幼少期とその後、2つが語られている

また、ステージの最初に置いてある本は、ティムの思い出も語られている

それらの本は、ティムの昔を探る手がかりとなっている


以上から時系列をまとめてみよう

エピローグ→ステージ1~6→エピローグ

ところどころにステージの最初に置いてある本により情報が追加されている


では、この時系列をもとにストーリーの意味を考えてみる

インターネットでよく語られている原子爆弾説

ティムは科学者で原子爆弾を作ったという話

これは間違いない

一つだけケチをつけるとすれば、原子爆弾というよりも、世界を破滅させるような恐ろしい兵器や力、といったほうが良いだろう

恐ろしい兵器である証拠としては、最初のBraidの文字がでる世界、最後のほうのパズル、本の記述などなど

この兵器がプリンセスと関わってくる


ティムがプリンセスと一時期一緒に過ごしていたのは間違いない

しかし、ティムは兵器開発に専念するようになってしまう

プリンセスはそれを嫌がり、徐々に二人の軋轢が生まれてくる

その結果、ステージ1でプリンセスは去ってしまう

ティムはもはや恐ろしい兵器を作るモンスターになっていたからだ

ティムはそれでもプリンセスに再び会いたい

けど、ティムはその欲を兵器開発する欲と混同していく

結局ティムは兵器を作り、Braidのロゴが出ているような兵器で燃え盛る街ができてしまう

つまり、Braidは救いようのないバッドエンドである


この解釈を導くためのヒントは多々あるが、全てを引用し示すには少し量が多すぎる

「braid wiki」「braid 解釈」と検索すれば文献はいろいろ出てくる

気になる人は、そちらを参照しつつ、読んでくれればわかりやすくなるだろう


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コメント

[コメントする]

3  なるほど

そういうことですか。
まぁこうやっていろいろ議論できることもこのゲームのいいとこだと思っています。
そういえばいままでおきっぱなしにしていたブログもこのゲームのことが書きたくて始めようと思いますのでよければ
http://ameblo.jp/inunaparete/

2  Re:たぶん・・・

>ヴィンさん
コメントありがとうございます
はっきりとした物語が提示されていない、というのは正しいと思います
しかし、そこがBraidの魅力であり、考察の余地を大きく持たせています
はっきりとではなくとも、本やイメージによってぼんやりと物語は語られており、その物語を私なりに根拠を固めつつ形にして文章にしました

その原爆説は調べて読みました
しかし、セリフや発売日から原爆についての物語だ、という結果を出すには少し安直すぎるかな、と考えました
ほんの少しだけ原爆をにおわせる文があるだけで、重要なのは兵器がなにかよりも、世界を破滅に導いた、ということではないかと私は考えたからです

1  たぶん・・・

自分的には物語りはない(?)というかそういう概念はないと思っています。製作者のメッセージを物語風にしていてはっきり行ってこの作品は物語としてははっきりしていない物と思います。そして、原爆説は、ゲームの発売日が8月6日(原爆投下)なのとNow we are all sons of bitches(これで俺達はみんなクソったれだ)という原爆実験が行われたときにある科学者(名前わすれた)が行った名言などからだと思います