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【プロ野球】

ヤクルト、7年ぶりの広島3連戦3連勝 単独首位に

2019年4月12日 紙面から

試合後、ウイニングボールを手にポーズを取るヤクルトの寺原

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◇ヤクルト6-2広島

 ベンチ裏の通路に「スイープッ!!」の絶叫が響く。ヤクルトナインの顔に、会心の笑みが連なった。

 広島に対しては、2012年9月以来7年ぶりとなる3連戦3連勝。昨季までの鬼門だった敵地で王者を粉砕し、優勝した15年以来4年ぶりの単独首位に立った。

 延長10回に12得点を挙げた前夜の勢いそのままに襲いかかった。制球難の広島・岡田から2回までに6得点。小川監督は「立ち上がりは投手も不安定。そこにつけこんで、よくつないで点を取った」とうなずいた。

 「去年に引き続きという感じがする。後半は当たり前のように勝てるようになって、自信を持てるようになった」。青木は言う。7年ぶりに古巣復帰した昨季、ミーティングを呼びかけて話をする機会も多かったが、今季はまだなし。「自分たちの形、方向性が見えてきている」。勝っても負けても、若手野手の試合後の素振りは日常に。

 12日からは巨人との首位攻防戦。「今日勝てば、また明日の試合が大事になる」と指揮官。眼下の敵もたたく。

◆寺原が移籍初星

 寺原が6回途中まで2失点と試合をつくり、2年ぶりで移籍後初となる勝利を手にした。「すごくうれしい。一つ勝ちが付いてほっとしている」と笑みを浮かべた。ソフトバンクを戦力外となり、ヤクルトが4球団目。「戦力外になった時は(この勝利は)想像できなかった」。35歳のベテランは「まだまだこれから。もっといい投球をしたい」と言葉に力を込めた。

 

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