提督の憂鬱 作:sognathus
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これは、眠った方が気が楽かも、と思っていた矢先の事でした。
山城「すー......すー......」
提督(さて......これだけ熟睡してたら撫でるのをやめても気付かないだろ)
提督(外も晴れて陽が差してきた。俺も少し眠らせて......)
ピシャッゴロロロロ!
ザァァァァァァアアアアア!!
提督「......」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ......
扶桑「......」
扶桑「た・い・さ♪」
提督「扶桑......」
扶桑「山城に浮気ですか?」ニコッ
提督「お前には言い訳にしか聞こえないだろうが、俺は......」
扶桑「解っていますよ。大佐の愛は私だけに向けられているものではありませんからね」ニコ
「でも」
扶桑「流石に妹を手籠めにしちゃってるところを見ちゃうと、嫉妬しちゃっても仕方ないですよね?」ニコォ
ズゴゴゴゴゴゴゴ......
提督「......っく」
扶桑「大佐ぁ、まさか山城にだけこんな事をして、私には無しとか言いませんよねぇ?」
提督「いや、俺は今から昼寝でもしようかと......」
扶桑「じゃぁ、一緒に寝ましょう?」
提督「山城が......」
扶桑「それなら私にお任せ下さい」
扶桑「ん......っしょ、と」ヒョイ
山城「んむぅ......にゃぁ......?」
扶桑「山城、良い子ね......」ナデナデ
山城「ん~......♪」スリスリ
扶桑「はい、良い子良い子。ほら、ソファに行きましょうねぇ」
そ......
山城「ん......すー......すぅ......」
扶桑「はい♪」
提督「いや、何がハイ、だ」
扶桑「寝ましょう?」
提督「もうソファーが空いていない」
扶桑「ベッドがあるじゃないですか」
提督「昼間から何を......」
扶桑「大佐」
ピシャッ!! ゴロゴロッ!
提督「、っ」
扶桑「嵐......止んだ方がいいと思いません?」
提督「まさか......冗談だろ、流石に」
扶桑「大佐......」
ゴゴゴゴゴゴ......
提督「っく」
ピト
扶桑「休み時間の間だけでいいですから......」
提督「......一緒に寝ると暑いぞ? 汗の臭いも......」
扶桑「私シャワー浴びましたし、大佐の臭いなら別に......」
提督「降参だ。嵐を鎮めてくれ」
扶桑「えぇ? 何の事ですか? ふふ......」
提督「......なぁ」
扶桑「はい?」
提督「そんなに抱き着いて、暑くないか?」
扶桑「心地良いですよ? 私はこの温かさは大好きです♪」ギュッ
提督「臭い......本当に大丈夫か?」
扶桑「汗ですか? そうですね......くんくん」
提督「おい」
扶桑「あ、逃げないで下さい。ん......すん」
提督(これは......思ったより恥ずかしい)
扶桑「そうですね。確かに僅かですけどします」
提督「僅かか?」
扶桑「気にしないで下さい。私、この匂い好きです」
提督「汗の臭いが好きと言われてもな」
扶桑「臭い、じゃありませんよ。匂い、です」
提督「......」
扶桑「大佐こそ、私の......大丈夫ですか?」
提督「シャワーを浴びて来たんだろ? それこそ香り立つような良い匂いしない」
扶桑「ふふ、大好きです♪」ギュッ
提督「ん......足なんか絡めたら、見えるぞ」
扶桑「見てもいいですよ。自信がないわけじゃないですから」
提督「今は......な」
扶桑「ですね。じゃあ感触だけでも」グッ
提督「ふぅ......」
扶桑「あ、興奮してます?」
提督「お前に言われたくはないな」ソッ
扶桑「あ......」
提督「これくらいで今は我慢、だな」ナデ
扶桑「ん......これは寝過ごさないように注意しないと♪」
提督「同意だ」
グゥ~......
扶桑「......」
提督「すまん......」
扶桑「っぷ、くすす......山城ったら。大佐、ごめんなさいね」
提督「いや、山城は責めないでくれ」
扶桑「ふふ、大丈夫ですよ。お食事お持ちしますね」
提督「3人分頼む」
扶桑「......ありがとうございます♪」
妙高改二来ましたね!
俺の所はいつになるか分かりませんが。
それより、武蔵です武蔵!
造りたいけど弾薬が圧倒的に不足していて......泣きそうですorz