提督の憂鬱 作:sognathus
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そんな彼女を見掛けた金剛が興味を持ち、話し掛けてきました。
ガールズトーク開始!
Bis「~♪」
Bis「……」サッ、ジッ......
Bis「えへへ♪」ニコニコ
金剛「Um? hey マリア。何だか嬉しそうネ!」
Bis「あ、金剛。うん、まあね♪」アシプラプラ
金剛「どうしたデス?」
Bis「んー? 実はぁ、私も金剛と一緒で大佐に指輪を貰ったの♪」
金剛「Oh really? マリアいつの間にかそんなにレベルが上がってたのネ」
Bis「まぁ、私自身が気づいてなかったくらいだから、自分でも意外だったわ」
金剛「これで指輪を持つ best friend が増えまシタ。ワタシ嬉しいネ♪」
Bis「加賀や長門ももう直ぐって聞いたわ。意外に一夫多妻な提督の環境早くできそうね♪」
金剛「ま、いくら wife が増えても大佐への愛は負けるつもりはないケドネ!」
Bis「それは私もよ?」
金剛「フフン、いい返事デス」
Bis「あたなも、いい意気込みだわ」
金剛「......」
Bis「......」
金剛「ぷっ、あはは♪」 Bis「フフ♪」
Bis「はぁ、でもケッコンかぁ、結婚......ふふ♪」
金剛「......」(本当に幸せそう。可愛いなぁ)
金剛「ネェ、マリア」
Bis「ん、なに?」
金剛「これで晴れて夫婦になれたんだカラ、これからは遠慮なく大佐に kiss とかができるネ♪」
Bis「っ、そ、そうね......夫婦なんだからキスくらい普通よね......よし、これからはしてみよう」グッ
金剛「人の事と言えないケド、マリアも本当に大佐の事が好きネ」
Bis「え? うん、まぁ......私が艦娘という事もあるんだろけど......」
金剛「ケドなに? もしかして大佐に惚れた story でもあるノ?」
Bis「結構単純よ? 私がここで生れた時、戦艦ではただ一人の海外艦だったから表面は取り繕ってても実は内面では寂しかったの」
金剛「うんうン」
Bis「そんな時、大佐が私に声を掛けてくれたの『一緒に釣りでもしないか?』って」
金剛「Oh 釣りですカ......」
Bis「ふふ、そうよ? 金剛の思っている通り何も釣れなかったし、ただ座っているだけで凄く退屈だったわ」
金剛「で、ですヨネ......」
Bis「でもね、その時大佐が私に言ってくれたの『今までこんなに周りを気にしないで退屈な事があったか?』って」
金剛「ハァ?」
Bis「そうよね。そういう反応しちゃうわよね。私も実際そんな反応をしたんだと思う。そしたら大佐が今度は『今本当にストレスのない顔をしてるぞ』って」
金剛「ん......」
Bis「その時からかしら。私が大佐に対しては気兼ねなく接するようになったのは」
金剛「それがきっかけデ、いつの間にか惚れてたカンジ?」
Bis「そうね。そうだと思う。実際、それから大佐と関わる度にどんどん好意をもつようになったし」
金剛「そっかァ。フフ、なんだかワタシと似てるネ」
Bis「金剛もそうだったの?」
金剛「ワタシは......金剛型の中でも取り分け“私”は提督に好意を持ち易いようになってるみたいデ」
金剛「最初はワタシも大佐が好きなのは当たり前、というヨり仕方がないといった感覚だったワ」
Bis「......」
金剛「でも、ワタシがどんなに積極的に接しても大佐の態度はあまり変わらなかったノ。いつも避けてたというカ、まともに相手をしてくれなかったとイウカ」
Bis「昔の大佐ネ」
金剛「ウン。でもね、その頃からあの人には、中々表には出してくれなかったケド、ワタシたちの事を常に気遣う心があったノ」
金剛「ワタシは、それに気づいた時から本当に彼に振り向いて欲しくてなっテ、努力するようになったワ」
Bis「ふふ、それって昔より過剰に接するようになったって事でしょ?」
金剛「あはは、まーネ。But 紅茶の美味しい淹れ方とかは本当に練習したワヨ?」
Bis「ああ、金剛の淹れてくれた紅茶は本当に美味しいわよね。私、それを飲むまではコーヒー派だったのに、今ではすっかり紅茶の方が好きになったわ」
金剛「Wow! それは大変な honor ヨ。Thank you very much ネ♪」
Bis「お茶一つで感謝し過ぎよ......あ、話してたらちょっと飲みたくなった」
金剛「良かったら飲みにクル? せっかく褒めてくれたんだし、淹れるワヨ?」
Bis「いいわね。ご馳走になろうかしら」
金剛「yeah! じゃ、早速行きまショウ♪」
金剛とビスマルクって、金剛は日本の戦艦だけど帰国子女な事もあって純粋な海外艦のビスマルクとは仲が良さそうな感じがします。
そんな事を思った時に浮かんだ話でした。