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【プロ野球】

広島・岡田、2回途中6失点KO 止まらぬ投壊、借金6に

2019年4月12日 紙面から

広島-ヤクルト 2回表、4者連続四球で追加点を許し、マウンドで立ちつくす広島・岡田=マツダスタジアムで(飯室逸平撮影)

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◇ヤクルト6-2広島

 ヤクルトが3連勝で単独首位に立った。1回にバレンティンの適時打などで2点を先制。2回に二つの押し出し四球などで4点を加えた。寺原が6回途中2失点と試合をつくり2年ぶりで移籍後初勝利。広島は今季初の4連敗を喫した。

 重い空気が広島の夜空を満たしていた。2回までに6点を奪われ、攻撃陣の反撃も及ばない。昨季まで無類の勝負強さを誇った本拠地で、2015年以来4年ぶりとなる同一カード3連敗。今季初の4連敗で借金は「6」に膨らんだ。

 「岡田? 見たまんま。今の状態では上で投げさせられない。2軍でしっかりとやってきてもらう」。会見場で緒方監督は、1イニング0/3を2安打6四球6失点だった岡田について、厳しい表情で2軍降格を示唆した。

 初回に2失点。2回も投手の寺原を含めて下位打線に3者連続四球。続く1番・太田にストレートの押し出し四球を与え、直後に指揮官がベンチを立った。

 投壊が止まらない。7日の阪神戦から4試合で計40失点。先発した九里、ジョンソン、野村、岡田のいずれもが5回を投げきれない。早くもローテ再編を迫られた佐々岡投手コーチは「いろいろ考えながら」と話した。

 守備でも2回に松山が適時失策を犯し、失策数は両リーグワーストの18。ディフェンスの歯車は狂ったままだ。

 開幕から4カード連続で負け越し。リーグ4連覇を目指して船出したチームはいきなり荒波に襲われた。「地元で勝てなかったことはファンに申し訳ない。明日から遠征が続くし、立て直せるようにやっていく」。緒方監督は懸命に前を向いた。

 

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