更新日：2019年2月18日

保養センター美榛苑一時休館のお知らせ

保養センター美榛苑の運営について、3月末をもって現在の指定管理者が期間の満了となります。市では、引き続き4月以降の指定管理者を募集しておりましたが、応募が無く運営主体が決定しておりません。

つきましては、施設を一時休館することとなりました。

住民の皆様には大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

美榛苑の指定管理について(方針要旨)-宇陀市長：高見省次-

これまでの経緯

美榛苑につきましては、平成31年4月から3年間の指定管理を行うため、昨年10月に最初の指定管理者募集の公募を実施しました。現地説明会には3社がお越しになられましたが、いずれも応募はありませんでした。

それを受け早急に対応を検討したところですが、ご承知の通り12月に住民投票が行われることになったため、そちらに影響を及ぼさないよう12月下旬に再公募の周知、1月に申請期限を設けたところです。再公募に際しては、現地説明会には4社がお越しになりましたが、申請期限までに応募が無かったため公募を延長いたしました。

これらすべての公募に際し、HP等での周知のほか、インターネットサイトを利用した広報周知等の情報提供などに最大限努力してまいりましたが、残念ながら応募者がおられないという結果になりました。

今回応募が無かった要因としましては、これから詳しく分析いたしますが、現時点では、指定管理者制度の制約に加え経営健全化の最中であることによる制約などがあり、応募を検討いただいた事業者の希望する経営環境・条件を充足できなかったのではないかと考えているところです。

現状と対応について

上記の現状を踏まえ、再度公募をする時間的猶予が無く、また美榛苑は経営健全化に取り組んでいる状況から直営での営業等も困難であるため、4月以降の運営に関しては、一時休館とします。

直ちに、4月以降の予約に対応し、関係者への対応も行うとともに、市民の皆様への現状説明、美榛苑利用者の皆様への周知を図ってまいります。

今回、引き続き運営をできなくなったことについて、関係者の皆様、市民の皆様には深くお詫びを申し上げます。

今回の結果に至った原因を早急に分析し、条件等も含め公募内容を整えたうえで、指定管理の公募を行って、営業を再開したいと考えております。概ね半年を目標として指定管理者を決定し、営業の再開を目指してまいります。そのために、施設や設備、保守等の課題を改善すべく、経営健全化の範囲で可能な対応を行ってまいります。

今後の展望

美榛苑は、奈良県東部の宿泊の拠点として、宇陀市の観光戦略、スポーツツーリズム等の施策にも中心的な役割を担うものと考えています。そのために、施設の構造的な課題や多様化する利用者への利便性の向上など、将来に向けた施設運営の在り方についての検討が必要です。

例えば、ホテル運営の専門的なアドバイザーなどをメンバーとする専門委員会を立ち上げ、そうした検討を行うとともに、今後美榛苑を観光戦略の中核施設として位置付けていくための方策など将来に向けた新たな構想を検討してまいりたいと考えています。