2018年9月11日
会員 各位
日本核磁気共鳴学会 第9期会長 加藤 晃一
第57回NMR討論会 世話人 出村 誠
9月6日未明に第57回NMR討論会の開催地である北海道地方で、最大震度7の巨大地震が起こり、甚大な被害が発生いたしました。
被災された方々にお見舞い申し上げます。
日本核磁気共鳴学会では、理事会において札幌市の被災状況や、会場施設、および電力需給など情報収集を行いつつ、第57回NMR討論会の開催に向けて検討を重ね、以下のように決定しました。
開催地である札幌市では、現在、電力はほぼ開通していますが、20%節電が未達成で、今後、計画停電が実施される可能性が続いています。また物流も滞り、食料不足など、市民は不自由な生活を余儀なくされています。
会場となる札幌コンベンションセンターは、9月9日まで地域の避難場所として一部が利用されてきました。9月10日に、札幌市および施設運営会社による安全点検の対策が開始されました。その結果、9月10日19時の時点で、札幌市の見解は「同センターの大ホール等で天井施設の一部破損のため安全点検を専門業者に委託する必要があり、安全点検の実施は9月12日に検討する。そのため、各イベント利用の可能日は未定」の回答でありました。そのため、会期中の使用については、目途が立たない状況です。
このような状況を踏まえ、余震による被災等、参加者の安全を最優先に考え、また、被災地である北海道、札幌市、会場予定の札幌コンベンションセンターの混乱を避けるために、第57回NMR討論会(9月18日?20日)およびチュートリアルコース(9月17日)を中止することにいたしましたので、ご報告申し上げます。
なお、第57回NMR討論会要旨集は9月3日に発行済みで、会員の皆様には送付され、今後Web公開も予定されていることから、参加費の返金は行わないことにご理解いただけましたら幸いです。なお、発表者の方々の発表については、必要に応じで発表証明をお送り致します。
懇親会費は、会員各位のお申し出により、返金いたします。
その他、詳細の取り扱いについては、追って学会のホームページでご連絡申し上げます。ご理解ご協力いただけますようよろしくお願い申し上げます。