その健康対策で十分?遺伝子検査で「あなたらしい」健康対策を
by:株式会社ユーグレナ
「今やっている健康対策で十分なのかな…」
そう不安に感じること、ありませんか?
さまざまな健康リスクが提唱され、いろいろな健康対策がテレビや雑誌で取り上げられていますが…
とりあえず試してみても、効果があるのか、自分に合っているのかよくわからず、長続きしなかったなんてこと、よくありますよね。
ただ、どんなときでも健康リスクはつきもの。健康に自信があっても、ご自身やご家族も常にそのリスクに晒されているので、しっかりとした対策が必要です。
それに、「子どもが成人するまでは」「老後のことも考えないと…」など、まだ子どもが小さかったり、さらに貯蓄が必要だったりする場合はなおさらです。5年後、10年後を見据えて、少しでも早い時期から健康について考えていきたいところ。
いろいろな健康対策を取り入れてみるのは良いことですが、まずは現代社会が抱えている健康リスクについて、改めて理解するところから始めませんか?
その上で、ご自身やご家族の健康を見直していきませんか?
今回は、わが国が抱える健康リスクの現状とその対策をお伝えしたいと思います。
あなたは知ってる?「健康寿命」とその問題とは
「健康寿命」という言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
「健康寿命」とは、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱したもので、「健康上の問題がなく、日常生活を送れる期間」を指します。
日本では現在、この「健康寿命」と「平均寿命」の差が大きいことが問題視されています。
下の図は、男女別にみた「健康寿命」と「平均寿命」の差を示したもの。
その差はなんと、男性で約9年、女性で約13年。(※1)
つまり、その期間、「健康上の問題がなく、日常生活を送る」ことができない、ということになるのです。
(※1)平均寿命は厚生労働省「平成26年簡易生命表」、健康寿命は厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」より引用。
「健康寿命」と「平均寿命」の差が埋まらない…。そこに潜む、現状の健康リスクとは
「健康寿命」と「平均寿命」の差が埋まらない背景として、高齢化により「平均寿命」が延びたことと、身近な健康リスクなどによって「健康寿命」が短くなっていることが挙げられます。
以下の図は、国内の死因順位を示したものです。
図のように、上から悪性新⽣物(がん)、心疾患、脳血管疾患、肺炎、⽼衰と、老衰で亡くなる方より、病気で亡くなる方のほうが圧倒的に多いのです。
特に、1位の「悪性新生物」=「がん」においては、今や罹患リスクは誰にでもあります。
現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんに罹患し、男性は4人に1人、女性は6人に1人ががんで死亡するといわれています。
病気は非常に身近で、決して他人事ではないのです。
(※2)「人⼝動態統計(確定数)の概況」(平成21年:厚⽣労働省)より。
(※3)「がんの統計 ’16」(平成29年:公益財団法人がん研究振興財団)より。
さまざまな病気の発症リスクは、【環境要因】と【◯◯要因】に左右される?
実は、病気の発症リスクを左右する要因は、大きく2つあるとされています。
それは、環境要因と遺伝要因です。
環境要因、つまり【生活習慣】などによって健康リスクは異なりますが、意識したいのはそれだけではありません。
たとえば、同じ量の食事を摂っていても、太りやすい人とそうでない人がいますよね。
健康リスクもそれと同じ。どのような健康リスクがあるか、その傾向は【遺伝子】によって異なります。ですから、ご自身やご家族の健康について考える上では、【生活習慣】と【遺伝子】、合わせて意識したいところ。
そんな現状を受け、最近では【遺伝子】を調べ、さまざまな健康リスクを把握できる「遺伝子解析」が注目を集めています。
「遺伝子解析」がすごい!【遺伝子】の特性を調べて、病気の遺伝的傾向を把握できる!
「遺伝子解析」や「遺伝子検査」。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「遺伝子解析」とは、両親から受け継いだ【遺伝子】の特性を調べること。
【遺伝子】の特性を調べることで、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)をはじめとしたさまざまな「健康リスク」、アルコールへの依存のしやすさや肌のバリア機能などの「体質」、忍耐力などの「性格」に関する遺伝的傾向がわかります。
その中でもやはり注目したいのは、健康リスクに関する遺伝的傾向。
さまざまな病気に関する遺伝的傾向がわかるので、遺伝子に基づいた、よりあなたらしい健康対策を実践するのに役立てることができます!