時代劇の撮影秘話語る 中島貞夫監督と三島ゆり子さん
京都映画界を代表する中島貞夫監督(83)と、女優の三島ゆり子さん(77)が27日、京都市中京区の京都文化博物館で対談した。映画の小道具を担う太秦の「高津商会」の創業100年特別展の開幕行事で、時代劇の撮影秘話を語り合った。
かつて清純な役が多かった三島さんは、中島監督のデビュー作「くノ一忍法」(1964年)で裸の役に挑んだ。三島さんは「監督が汗をいっぱいかいて映画への思いを語られるので、脱がないと、と思った。本当は二日酔いで汗をかかれていただけかも」と笑わせた。
京都で時代劇が撮られてきた理由について中島監督は「社寺などロケ地が豊富で、刀や茶碗など小道具を作る伝統工芸があったのが大きい」と解説。監督の20年ぶりの劇映画「多十郎殉愛(じゅんあい)記(仮)」を今秋の京都国際映画祭で発表する計画も披露した。特別展は7月1日まで。名作時代劇の刀や小道具を展示。無料。同会075(882)7866。
【 2018年06月28日 09時10分 】
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