はしかでNY一部非常事態宣言 ワクチン誤情報も要因に
アメリカ・ニューヨークで、はしかの感染が拡大しているため、市が一部地域に非常事態宣言を出した。
ニューヨーク市では、2018年10月から、ユダヤ教徒が多く住むブルックリン地区を中心に、はしかの感染が拡大し、これまでに285人の感染が確認されている。
このため、デブラシオ市長は9日、対象地域に非常事態を宣言して、ワクチンの接種を義務づけ、従わない場合は最高で1,000ドル、日本円でおよそ11万円の罰金を科すとしている。
ユダヤ教徒の間では、宗教上の理由でワクチンを拒否する人が多く、感染拡大の要因となっている。
ユダヤ教徒の女性は、「予防目的は、子どもの身体に毒を入れる理由にはならない」と話した。
市では、「誤った情報が出回っているが、ワクチンは安全だ」と強調している。