創薬ベンチャーのオンコリスバイオファーマ(マザーズ、4588)は8日、第三者割当増資を実施して中外製薬(4519)と資本業務提携すると発表した。オンコリスは1株1752円で45万6600株を中外薬に割り当てる。払込期日は4月24日。調達した資金の一部は腫瘍溶解性ウイルス製剤「テロメライシン」の製造や管理体制の一部に充当する。
資本業務提携として、オンコリスはテロメライシンの日本や台湾における開発・製造・販売に関する再許諾権付きの独占ライセンスを中外薬に付与する。一方、中外薬は契約一時金として5億5000万円を支払う。
併せてオンコリスは中外薬に対して日本や台湾、中国などを除く全世界の開発・製造・販売に関する独占オプション権も付与する。テロメライシンの臨床試験で一定の効果が確認され、中外薬が全てのオプション権を行使した場合にオンコリスに支払うライセンス総額は500億円以上になる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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