「英語に関心を持つきっかけの一つに大学入学後に友人と海外旅行に行ったことがあると思います。彼はいわゆる帰国子女で英語がペラペラでしたのでカッコいいと思いました。それでNOVAに通ったのですが、半年ほど通ったところで倒産してしまいました。 そして、新卒で入社したメーカーの入社式後にTOEICを受けました。完全な抜打ちテストで、私はそのときまでTOEICという存在さえ知りませんでした。結果は740点でこのハイスコアの理由がいまだにわかりません。 会社からはこいつは英語がデキる奴と勘違いされ、海外取引する輸出入事業部に配属されることになりました。そして、海外の取引先に送る英文メールを上司から赤鉛筆で真っ赤になるまで添削されながら英語力を磨いてきました。 入社4年目で、親しい同僚がTOEIC950点を取り、そこで上司から990点取ってあいつの鼻をへし折ってやれ、と言われました。そんな命令を受けながら上司や同僚からTOEIC受験のアドバイスを受け、内容が異様に濃い教材を買いました。 とにかくレベルも内容もマニアックでこんな難しい英語オタクが解くような教材が本当に必要なのかと半信半疑ながら、がむしゃらに数ヵ月勉強しました。 通勤時間はリスニングCDを往復2時間みっちり聴き、日曜日は奥さんに外出してもらい2,3時集中してTOEICの勉強をしました。結果、990点満点を取り、無事に上司の期待に応えることができました。 この教材はとても役に立ちましたが、例えば、関係代名詞の細かい使い分けなどが詳細に説明されているので、950点オ―バ―のレベルになると、そういう問題も解けないといけません。満点を取ったことで念願だったアメリカ駐在も経験することができました。 その後転職し、満点のスコアを自己申告しましたが、長い時間が空いていたので人事部に認められずに再受験しました。このときも満点を取り、難易度の高い参考書をマスターことに加えて、人事部を見返してやろうという思いがいい方向へ導いてくれたのは確かです。 現在は電機メーカーに勤務していますが、海外市場の開拓を任されています。また、英語力を維持するためにBBCやCNNニュースは毎日見るようにしています。また趣味の雑誌や本は英語版で読んで、仕事に関わる英語サイトを見るようにしています。 |