「高校卒業後は、私はアパレルの仕事をしていたのですが、このままこの仕事で終わりたくない、と思い始めていました。そこで学生時代に好きだった英語で新しい道を切り開いていこうと考えたわけです。 当時、英語の資格といえば英検が主流で、1996年に英検2級、1997年に準1級、1998年に念願の英検1級を取得しました。しかし、1998年に注目され始めたTOEICの公開テストを受けたのですが、スコアは630点で外資系の企業で仕事をするなら730点以上は必要ということをいわれました。 それから10年後のことですが英語の勉強を再開し始め、リスニング力の強化では、通勤時間や寝る前にアルクのヒアリングマラソンを使いました。独特のシャドーイング学習法で英語耳にしようと日々聴き続けました。私は読解問題が苦手だったので、このシャドーイングを続けていれば読解も向上していくものだと確信していました。 また、英会話スクールでマンツーマンレッスンを受けながら翻訳の勉強もしていました。私はどちらかというと、社会の動きに疎かったほうだと思いますが、先生が出す世界と日本の時事問題などのニュースをふんだんに取り入れてもらって政治・経済・社会問題にも強くなりました。 2010年には880点を取りました。それをきっかけに転職し、前からやりたかった外資系企業の秘書になりました。人材コンサルティング会社ですが、外国人と電話で話す機会が多く、またメールやレポートの翻訳も行い、ビジネス英語の実務訓練になりました。 その後もライティングやリーディングの勉強を続け、翌年2011年には900点に到達しました。その後、スコアはスランプで伸び悩んでいますが、それは結婚して勉強時間が取れないからだと思っていました。 しかし、それが文法の基礎がなっていないことがわかり、もう一度文法を体系的に勉強し直すことになりました。話せる=文法を理解している、思いこんでいたようなので、別売りの問題集の付属の穴埋め問題で、わからなかった部分を繰り返し解いていきました。すると、2014年の公開テストであっさりと950点を取れたのです。 現在は独立し、英語を武器に輸入販売の仕事をしています。20年以上、英語の勉強を続けられているのは、目標があったからだと思います。これからは日本企業の海外駐在員サポートや外国人観光客向けの事業に力を入れたいと考えています。 |