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幼馴染が女勇者なので、ひのきの棒と石で世界最強を目指すことにした。 作者:のきび

第三章 ミスティアとクロイツ ―ふたりの魔王討伐―

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クロイツと勇者候補選抜御前試合 その二十三 ~姫王クロイツの復活?~

「クロイツが復活? どういうことなの」

「ええ、神魔王ガリウスに殺されたと言われていたクロイツ様がアキトゥー神国に帰還されたのです」

 クロイツがガリウスの剣で死んだのは事実、でもそのクロイツは私で今ここにいる。帰還などしてない。

「偽物じゃないの?」

 私の問いにゼロスは首をかしげる。

 まあ、いきなり偽物扱いする意味がわからないということでしょうけど。私がクロイツなのだからクロイツが帰還するはずはないのだ。

 ゼロスはクロイツ様を詳しく知るわけではないのですがと前置きをして、その偽クロイツの話をしてくれた。

 そしてこのゼロスはその偽クロイツとも戦ったというのだ。だがその力は凄まじく、まるで相手にな等なかったという。黒い鎧に身を包み二本の大剣をまるでナイフのように扱い、その力はまさに姫王と謳われるにふさわしい強さだったと。

 二本の大剣、姫王と謳われたのはシルフィーネでありクロイツじゃない。そして私の中の記憶のシルフィーネは二刀流じゃない。二刀流なら妹のマリアが二刀流だった。ならその偽クロイツはマリアじゃないのか?

「たしかクロイツ様には妹がいらっしゃったはずですが、その方じゃないんですか?」

「マリアちゃん、あ、いいえマリア様は赤毛ですし失礼ながら胸も貧相ですし、何より私はマリア様と勇者マイラのパーティーで仲間でしたので見間違えるなど絶対にありませんよ」

 そしてそのクロイツの容姿は私のように金髪で豊満な体をしていたという。偽物の体とはいえクロイツの体をまじまじと見るとか不快だわね。と言うかそれよりも大事なことがある、勇者パーティーで一緒だった?

「あんたマリアに手を出してないでしょうね?」

 私はついつい感情に駆られて一歩前にでてゼロスを威圧する。なぜ威圧されてるのか分からないゼロスは少し戸惑いながらも関係を否定する。

「い、いいえいいえ、彼女は思い人がいるので僕たちなど歯牙にもかけていませんでしたよ」

「お、思い人? だ、誰よ!?」

「すみませんが、それは言えません」

 威圧されながらもゼロスは仲間の秘密は明かせないという。確かに私には妹でも、こいつにとって私は他人。そんなやつに仲間の好きな人など教えるわけはないわね。

「ふん、まあ良いわ。ところであなた今勇者マイラって言ったわね、一緒のパーティーだったと」

「はい、僕は彼女を助けるために勇者の剣が欲しいのです」

「助ける?」

 死んだ人間を助けると言うゼロスの目には力強さが感じられた。そしてその目からは私を絶対に倒すという強い意志が感じられた。

「はい、私は――」

「ゼロス! 何をしている!!」

 ゼロスが話そうとする瞬間、大声で国王の弟であるがピロシキがズカズカと靴音を立てて私達の方へと向かってくる。

「この女は我々の敵だぞ、和気あいあいとやっていて倒せるのか!?」

「申し訳ありません、少し情報交換をしてまして。他意はありませんし試合では一切手を抜くことはございませんのでご安心を」

「ふん! だと良いがな」

 ピロシキは私をギロリと一瞥する、ゼロスは険悪な空気を察して情報交換は終了と言わんばかりに私に挨拶をすると、ゼロスは私を睨み付けるピロシキを引き離すように貴族たちの中に消えていった。

 娘の件で私はピロシキから相当恨みを買っている。とは言え私の噂も聞き及んでいるようで面と向かっては文句を言えないようで睨むしかできないのだからかわいいものだ。

 今回の件は正直私を恨むのはお門違いだろう、何せ私は弟王子が犯人だと思っていたのだから、あれは姫の自爆が原因だ。だけどその自爆も多分私の星の巡りの良さが影響を与えているのは確実だわね。


『シルフィーネ、偽クロイツの件どう思う?』

『……そうねあの男の実力はS級冒険者以上だけど、その男を容易く撃破したとなると、そうとうな実力者であることは確かね』

 しかし一撃でやられては強さを測る物差しにもならない。なんとか偽クロイツの情報を知りたい。

 そうだ私にはマップがあるのだからマップで確認すれば良いのだ。私はマップをアキトゥー神国に合わせたがなぜかアキトゥー神国周辺はポッカリ穴が開いたように見ることができなかった。

『……なにこれ』

『結界でも張っているのかしら? いいえ……これ神気だわ神気がアキトゥー神国全体を覆っている』

 シルフィーネがマップの状態を見て驚きの声を上げる。

『神気? なんでそんなものが』

『……分からない』

 これはもう少しゼロスに情報を出してもらうしかないわね。だけどゼロスにはピロシキがベッタリくっついているので今日は情報を得られそうにない。


「楽しんでますか? クロリアさん」

 悩む私にストロガノフがワイングラスを差し出す。私はそれを受けとると一気に飲み干した。

「お強いんですね」

「ん? ワインなんて水みたいなものでしょ」

 クロイツが荒くれ者達の中で揉まれるうちにお酒にも強くなったから私が強いって訳でもないんだけどね。

「クロリアさん本当にありがとうございます」

 ストロガノフは再び頭を深く下げて私に礼を言う。

「別に契約でやっただけよ、あなたを助けた方が私に得だったしね。それに王子がそんな気安く頭を下げるべきじゃないわ」

「いいえ、本当に感謝しているのです。それにエマも助けていただいて、あなたのおかげでこの国の改革を進めることができますから」

「びっくりよ、てっきりエマはあなたとできていると思っていたから」

「私はこの国を良くしなければいけませんからエマの気持ちは知っていましたが答えられないのです」

 そう言うストロガノフの表情はまるで好きなものを諦めた子供のような表情だった。

「もしかしてあなたエマのこと好きだったの?」

「そうですね、好きでしたよ。ですが私はこの国を良くしたいと決めた日思いを断ち切りました。それに弟のポトルがエマを好きなのも知っていましたしね」

 国のために自分を捨てるか、まるでクロイツと一緒ねこの男。

「呆れた、国と弟のために好きな女を諦めたの?」

「そんなにかっこいいものじゃありませんよ」

「まあ、カッコウ良くないわよね。私なら全部手にいれるけどね」

「ははは、手厳しいですな」

「まあ、あなたの人生だから好きにしたら良いわ」

 私はそう言うと興味なさげにひらひらと手を振った。

「そうですね、これからは好きなように生きようと思います。本当に好きな人もできましたし」

 そう言うとストロガノフは私の瞳をじっと見つめる。私は彼の爪先(つまさき)を踏みつけるとアキトゥー神国の情報をなにか知らないかと聞いた。

「いたたた、アキトゥー神国ですか?」

「そう、なにか知らない?」

 私の問いにストロガノフは少し考えると

「これはまだ一般には知られてないのですが、アキトゥー神国は王国連合から脱退しました」

「王国連合から脱退!?」

 ストロガノフは私の声が大きいと人差し指を口に当てて静かにとジェスチャーをする。

「場所を変えましょう」

 私達はテラスへと向かいストロガノフは配下の者に誰も近寄らせないように指示をすると険しい表情になり重い口を開いた。

 すこし前、王国連合は大和神国派とアキトゥー神国派で二分されていたという。

 神国は元々世界を救った勇者の末裔が建てた国で今は使徒を倒すための国だったそうなのだが、すべての神国がその使徒を倒すための武器神剣(デバイス)を失ってしまい威厳は地に落ちたのだと言う。

 そこで大和神国はその叡知を神国や他の国々に分け与えたことで脅威ではないと宣言し神国には無くした武器の代わりとなるものを与えて仲間であることをアピールしだし平和外交を進めた。

 その作戦は功をそうしたがアキトゥー神国だけはその武器を受け取らなかったのだという。

そのことでアキトゥー神国はその地位を剥奪され一王国になり下がった。

 その騒動の最中(さなか)、姫王と謳われたクロイツがその力を取り戻しアキトゥー神国に帰還したと言う。それと共にアキトゥー神国は王国連合脱退を表明、周辺諸国はアキトゥー神国に幾度となく助けられた恩もあり姫王が復活したことも後押しとなりアキトゥー神国に付き王国連合は二分されたのだと言う。


「だからって王国連合を二分するほどの影響力がアキトゥー神国にあるとは思えないんだけど」

いいところ周辺諸国を仲間に引きずり入れる位じゃないかしら?

「それはそうなのですが、やはり世界を滅ぼす神魔王ガリウスは使徒と言うこともあり、使徒が女王の大和神国は信用できないと言うのが大半の意見なのです」

 なるほど、確かに同じ使徒だ、使徒が世界を滅ぼす存在なのはある程度の地位にあれば周知の事実。

何千年と語り継がれてきた使徒の恐怖は早々ぬぐえるものじゃない。

 大和神国がもたらす叡知も欲しいが世界が滅んでは意味がないと言うことか。

「それでこの国はどちらなの?」

「中立です」

「は?」

 ストロガノフはニヤリと笑うと話を続けた。

「中立ですよ。今はまだ動くときではないですから」

「そんな日和見主義で大丈夫なの?」

「ええ、大和神国は世界の脅威ではないと公言しております。つまり敵対しなければ利益は享受できるのです。それにアキトゥー神国を敵には回したくはありませんからね」

 アキトゥー神国は六色の勇者の末裔の国だが農耕国家だ軍事力的には驚異ではないはずだけど。

「アキトゥー神国を敵に回したくない理由があるの?」

「多分あなたの知るアキトゥー神国の情報は古いのですね。かの国には武装サムライと言うのがいまして、その力は一騎当千S級冒険者を越える力を発揮すると言うのです」

 武装サムライ? そんなものはクロイツの記憶にもシルフィーネの記憶にも存在しない。

「武装サムライってなんなの?」

「不思議な黒い武者鎧に身を包んだアキトゥーの兵士です」

 なんでもこの武装サムライは少し前アキトゥー神国周辺諸国で大規模な瘴気暴走(パンデミック)が同時多発的に起こったとき。武装サムライが各地に散り瘴気暴走(パンデミック)を抑えたと言います」

「兵士が多数いればなんとか押さえられるんじゃない?」

「いいえ、多数の兵士ではありません。ひとつの瘴気暴走(パンデミック)に一人の武装サムライが対処しました」

瘴気暴走(パンデミック)を一人で?」

「はい、そして何より怖いのが姫王として復活されたクロイツ様です」

 ストロガノフの話によればその復活したクロイツは超大型瘴気暴走(パンデミック)をたった一人で撃破したのだと言う。しかもその瘴気暴走(パンデミック)は魔物の総数100万、更に超弩級の50mにも及ぶ魔物すらも一人で倒したのだとか。

「そんな魔物がいるなんて聞いたこと無いわよ」

 いや、私は知っている、その超大型の魔物を。パンドラの魔獣だ。ただそれはハコブネで処理されるべき魔物でこちらには出てこないはずなのだ。

「私も始めて聞きましたが証拠があるのです。死骸があるのですよ超大型の魔物のね」

 そう言うとストロガノフは一枚の紙を懐からとりだし私に差し出した。それはまるで風景が紙に閉じ込められたようにリアルで、まるで実際にそこにそれがあるかのようだった。

 そこには一人の女性と大量の魔物の死骸、そして超弩級の魔物の死骸が写し出されていた。

「これは?」

「アキトゥー神国から世界に撒かれた魔物を討伐した証拠で、これは写真と言うものだそうです」

 その写真に写っている女性はその身を黒い鎧で包み二本の黒い大剣を持っていた顔はよく見えないが美しい金髪だった。

『シルフィーネはどう思う?』

『この二本の剣は神剣(デバイス)だわ』

神剣(デバイス)? それも二本も?』

『それだけじゃないわ、この鎧は多分伝説の聖鎧布(せいがいふ)だわ』

 聖鎧布(せいがいふ)、それはウルティアを封じた精霊の力を込めたとされる鎧、古の六色の勇者が装備していた最強の防具。

『なぜそれがあの女に?』

『勇者の血を継ぐものと言うことでしょうね』

『だってアキトゥーの血は私たちとマリア以外にいないはずでしょ? 正当な血を受け継いでいる母親だって死んでいるのだから、私たち姉妹以外に黒の勇者はいないはずよ』

『あの女性が何者かなど今は問題ではないわ。一番重要なのは黒ノ聖鎧布(くろのせいがいふ)が解き放たれたと言うこと。つまりウルティアの封印が破られたと言うことを示唆してるわ』

 ウルティア、世界を滅ぼしかけたと言われる狂った光の神。

『力を得るために封印を解いたって言うことかしら?』

『そうかもしれない、神剣(デバイス)が無い神国には威厳など無いし、封印を解放して聖鎧布を手にいれたいという気持ちも分からないではないわね』

『それで、どうするつもり?』

 私はシルフィーネに今後の方針を尋ねた。私としては迷宮都市で面白おかしく暮らすつもりなのだけど。不安要素があると言うなら排除しなきゃいけない。

『……あの女は勇者選抜大会に出るのでしょ?』

『そうね、先程の男がそういってたわ』

『なら倒してあの鎧を奪い再封印するしかないわね』

 パンドラの魔獣をずる無しで倒した偽クロイツ、どのくらいの強さかわからないけど私だってパンドラの魔獣を一人で倒したことがある。まあズルしたけど。

 その時の私よりも今は格段に強い、なら戦って負けると言うようなことはないはずだ。

 シルフィーネとの意識の会話を切り上げるとストロガノフが必死に私に話しかけていた。

「それで、私は――」

 聞きたい情報を得ることが出来た私はストロガノフの話を遮り「まあ、3位までなら楽勝よ」と伝えその場を後にした。


アナザーストーリー『RE:幼馴染が女勇者なので、ひのきの棒と石で世界最強を目指すことにした。』を始めました。

インフィニティ・プリズン~双星の牢獄~ シリーズ
『おさじょ』に出てくるアディリアスとウルティアの二人の神たちの物語 『聖剣のネクロマンサー』

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