基幹統計は全部で56(下表参照)。みんながよく目にするものとしては、内閣府の国民経済計算、いわゆるGDP統計や、国勢調査を基にして作られる総務省の国勢統計がある。

 それにしても、「基幹」となる統計が56もあるというのは、ちょっと多過ぎる気がしないか。実は、基幹統計にどの統計を入れるかを決めるときに、各省庁が自分たちの勢力を誇示しようとするかのように、基幹統計に指定される統計の数を競っていたといわれているんだ。