【大リーグ】エンゼルスの大谷、あるぞ4月前倒し復帰 指揮官が示唆2019年4月9日 紙面から
エンゼルスの大谷翔平選手(24)が、4月中に指名打者として戦列復帰できる可能性が高まった。共同電によるとオースマス監督は7日、最後のリハビリ段階として通常は50~60打席が必要とされる実戦形式の打撃練習について「それより少なくても大丈夫」とコメント。11日から遠征中のチームを離れ、本拠地球場で調整も決まり、今月中の電撃復帰が現実味を帯びてきた。また、同僚のアルバート・プホルス内野手(39)が7日のレンジャーズ戦で右前打を放ち、イチローを抜いて歴代単独22位となる通算3090安打とした。 打者専念の背番号17を思ったより早く見られるかもしれない。大谷は指名打者としての復帰に向け、現在は屋外のフリー打撃を中心に調整。通常ならば、最後の仕上げとして実戦形式の打撃練習で50~60打席に立つ。だが、オースマス監督は「それより少なくても大丈夫。全ては投手の生きた球を見て、彼がどう感じるかによる」と語った。 また、地元紙オレンジカウンティー・レジスター(電子版)によれば、指揮官は11日に出発する1週間のロードに大谷を同行させないと明言。当初からマイナー戦での調整はさせない方針で、同紙によれば、残る選択肢はマイナーから投手を呼び寄せ、本拠地エンゼルスタジアムの居残りで生きた球をじっくり見ることになりそうだ。そうすれば、1日に7~8打席をこなせるため、1日置きに投手としてのリハビリをこなしたとしても、計算上は10日前後で打者としての復帰準備は完了する。 チームは一貫して復帰見込みを5月としてきたが、当初の予定より順調なリハビリ状況を受け、同紙も4月に前倒しされる可能性を報じている。18~25日は本拠地でマリナーズ、ヤンキースとそれぞれ4連戦。あくまでも全ての段階が順調に進むという条件付きだがこのホーム8連戦で打席に立てる可能性も出てくる。 大谷自身は4日、実戦形式の調整期間について「普通のキャンプもやってないし、どの程度できるかというのは、1発目(打席に)立ったときの第一印象次第かなと思う」とコメント。ファンは最高の「第一印象」と最終調整を願うばかりだ。
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