ほめ殺しか、余裕の表れか。9日の中日戦に先発する巨人の山口俊投手(31)が強竜打線を絶賛した。「常に中日の打線はいい打線だと思っています。個人の力もあるし、つながったら本当に嫌な打線」と強く警戒。昨季は、7月27日に東京ドームでノーヒットノーランを達成するなど3勝0敗、防御率1・80とカモにしているだけに、額面通りには受け取れないが…。
抑える方策には投球の鉄則を2つ掲げた。「四球が一番の課題。ストライク先行でリズム良くいければ」と無駄な四球を減らし、「上位打線を出さないこと。上位打線を抑えれば大量失点はなくなる」と打線のつながりを生ませない。
週頭の先発だけに「マウンドに上がる時は常に完投を目指していますし、いい結果が出れば」と長いイニングを投げることも意識する。8日は川崎市のジャイアンツ球場で練習後、名古屋入り。ほめ殺し作戦? で自身の開幕連勝を狙う。 (小林孝一郎)