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【社会】豊洲のターレ 2月にも接触負傷 死亡事故と別エレベーター
八日午前零時五分ごろ、東京都江東区の豊洲市場水産仲卸売場で、小型運搬車「ターレ」を運転してエレベーターに乗ろうとした運送関係者の男性(50)が、エレベーターの扉に挟まれて死亡した。 都によると、男性は上下に開閉する扉が下りて閉まりかけているときに、一時停止せずに乗り込もうとして、扉とターレの背もたれとの間に体を挟まれた。搬送先の病院で約五時間後に死亡した。センサーが衝撃を感知して扉が上昇したが、間に合わなかった。 二月五日にも、同売場の別のエレベーターで、ターレを運転していた市場関係者が扉と接触してけがをした。 事故を受け都は、エレベーターに乗る際の一時停止を市場関係者に呼び掛けていたという。 水産仲卸売場棟は五階建て。一階に仲卸売場、上階に商品をトラックなどに移す積み込み場などがあり、スロープやエレベーターを使って上下に移動する必要がある。移転前の築地市場(中央区)は平屋だった。
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