小池知事「円滑」発言の裏で豊洲市場エレベーター事故続出
「ちゃんと答えろ!」と野党からヤジが飛んだ4日の都議会「経済・港湾委員会」で、小池都知事は豊洲市場について「おおむね円滑に進んでいる」と言っていた。ところが、日刊ゲンダイの調べで、豊洲市場は「円滑」とは程遠い状況であることが判明した。重大事故が続出しているのだ。
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「トラックにぶつかりそうになり、あわててハンドルを反対に切りターレに振り落とされる。後頭部を地面に強打し出血する」「ターレがマンホールのくぼみにハンドルを取られ縁石に乗り上げ、投げ出され腰を強打」――。本紙が独自入手した都の「事故内容詳細」と題された文書には、豊洲市場で起きた事故の詳細が生々しく記されていた。
開場当日の昨年10月11日~12月21日で、発生件数は人身、物損を合わせ計82件。ほぼ毎日、何かしらの事故が起きている計算になる。中には、ケガ人が救急搬送されたケースもあった。