“セフレ容認契約書”を晒された議員夫婦、どこがダメなの?
新党「あたらしい党」の結党を宣言したばかりの音喜多駿・東京都議(35)が、妻の三次由梨香・江東区議(33)と“セフレ容認契約書”を交わしていると、10月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。
音喜多都議と三次区議は2015年11月に結婚。当時、娘を育てるシングルマザーであった三次区議にとっては二度目の結婚で、16年には第二子が誕生している。記事の見出しでは、音喜多都議が妻にセフレを作るお許しをもらっているように見えるが、実際は“妻側がセフレOK”という話になっている。
記事では、三次区議がSNSで知人に送ったという<ちゃんと音喜多さんからはわたしの不貞行為は公認してもらってます。誓約書も署名捺印済みです♡><(その相手は)恋人っていうんですかね… 恋人と夫は音喜多さんですが、その人は勉強させてもらう憧れてるセフレかと思います☆>といったメッセージが画像付きで紹介されている。
パートナーに自身の不貞行為を認めてもらうこともすごいが、誓約書を作成し署名捺印までもらっているのはなかなか強い。一体どんな誓約書なのか、その内容も気になる。
記事に対して、音喜多都議と三次区議は連名で声明を発表しており、「記事内容は極めて不正確」としながらも、「私たちが夫婦間で独自の約束事を交わしていたことは事実」と“セフレ容認契約書”の存在については認めるような発言をしている。
どうして“セフレ容認契約書”を交わすことになったかというと、三次区議のマタニティブルーが影響しているという。第二子妊娠時、三次区議は精神的にひどく落ち込むことが多い状態だったが、音喜多都議は議会公務などで多忙を極めており、妻や家庭に向き合うことができずにいたという。その時、話し合いの末に「人間関係に関する約束事」を書面にしたと声明で明かしている。
文春の取材に対しても、「マタニティブルーの時に夫に『私は他のところで色々していいでしょ』と(セフレ容認契約書を)作った」と発言していた三次区議。ただ、マタニティブルーの時、相談相手になってくれた男性に恋心を抱いてしまったそうだが、その男性と肉体関係を持つまでには至らなかったと語っている。
なお、“セフレ容認契約書”については「文書は現状ない」そうで、声明でも「出産・育児も一段落し、状況が落ち着いた今となってはお互いに笑い話になっている」と答えている。セフレOKの契約は、マタニティブルー時限定だったのかもしれない。
だが、「セフレ」「不貞行為」と聞くと嫌悪感を抱く人は多く、公人である夫妻に不信感を募らせる有権者もいるだろう。知人とは言っても<誓約書も署名捺印済みです♡>というメッセージを送ったのはやや浅はかだったかもしれない。どこから情報が漏れるかはわからず、公表すればバッシング対象にされることは目に見えている。
しかし、あくまで家庭内でお互いが納得している取り決め。夫婦どちらかが「やはり納得できない」と週刊誌に訴えたわけではなく、第三者が通報するようなかたちで暴露するのはおかしいだろう。
多忙を理由に妻のマタニティブルーを放置せず、向き合った音喜多都議については称賛したい。こういう夫婦の形もアリなのではないだろうか。
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