RIZINは6日都内で会見を開き、21日のRIZIN15大会(横浜アリーナ)でRENA(27)が復帰戦を行うと発表した。RENAは昨年大みそかの大会前の減量で失敗し、失格。脱水症状と貧血で倒れ、ドクターストップにより欠場した。

会見に出席したRENAは「年末はご迷惑をおかけし、ファンの方をがっかりさせてしまったことをおわびします。いろいろ準備はしてきたつもりです。平成の失敗は平成のうちに片付けたい」と意気込みを語った。

対戦相手は前回対戦する予定だったサマンサ・ジャン・フランソワ(フランス)に決定。フランソワも「ここまで来るのに本当にいろいろなことがありましたが、ようやくRENA選手と戦う環境が整いました。私は今年に入ってからいつでも試合を受けられるように準備をしていました。この試合に向けての準備は万全だし、チャンスは絶対に逃さない」とコメントを発表した。

計量に失敗した49キロではなく、51キロでの試合となったのは今後世界の主流である同重量にフィットする狙いもある。RENAは「もともと簡単な階級ではなかった。総合格闘技はパワーが伝わる競技で心配なので、49キロで挑戦してきたが、世界では52・2キロが主流。世界に向けて少しずつ整えていきたい」と今後の挑戦を見据えた。

また、榊原信行実行委員長は「あと1、2試合、週をまたいでの発表がある」と話し、注目の那須川天心とは「最終調整に入っている」と明かした。