2020年東京パラリンピック(8月25日開幕)まであと500日となる13日を前に7日、東京・八王子市の三井アウトレットパーク多摩南大沢でPRイベントが行われた。
来年の出場を目指す車いすラグビーの池崎大輔(41)、陸上の中山和美(35)が車いすバスケットボール元日本代表の根木慎志(54)とともに登場し、パラスポーツの魅力と来年に向けての意気込みを語った。全米選手権に出場し、5日前に帰国したばかりの池崎は2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会での連続銅メダルに貢献。「今だからできる挑戦。たくさんの情報を発信して、たくさんの人に応援に来てもらいたい」とアピールした。
元航空会社の客室業務員で、リオ大会に出場した中山は「もう500日しかなくて焦ってくる部分はあるけど、今年がヤマ場。11月の世界選手権に向けてタイムを出さないと。東京につなげるために頑張っています」と話すと、集まった買い物や観光客から大きな拍手が起きた。
この日は、お笑いコンビの南海キャンディーズ・山里亮太(41)がゲスト出演。MCから「お笑い界のパラリンピックの伝道師」と紹介されると「(パラスポーツは)知れば知るほどに楽しみが倍増。信じられないほどの感動があります」と笑顔。競技用車いすに乗って池崎のタックルを受けたり、中山との車いす速度対決で会場を盛り上げていた。
会場には3日から13日まで東京、静岡など21会場のある地域を巡回する「500 days バス」や聖火リレーなどに使われるトーチなどが展示され、家族連れなどが記念撮影などを楽しんでいた。