◆第95回競泳日本選手権 第6日(7日、東京・辰巳国際水泳場)
男子200背泳ぎ決勝は、3大会連続五輪代表の入江陵介(29)=イトマン東進=が1分55秒79で2連覇し、2016年の10連覇を含む通算12度目の日本一に輝いた。1分56秒06で2位に入った砂間敬太(23)=イトマン東進=とともに国際会派遣標準記録2(1分56秒27)も突破し、7月の世界選手権(韓国・光州)の代表切符を獲得した。
入江は積極的に仕掛けてトップを走った砂間に体半分の差でついていき、ラスト25メートルで逆転した。「非常に落ち着いたレース展開ができた。世界選手権の内定を取れたことを素直に喜びたい」と語った。
2006年に初の日本代表になって14年目。「なおこうやってたくさん応援してくれて、期待してくれているから今の自分がいる」と会場の観客に感謝した。
2020年東京五輪につながる世界選手権に向けては「この記録は非常に遅いと把握してる。100%調子いいわけじゃなかったけど、夏にコマを進めて良かった」と胸をなでおろした。
2位で世界代表に入った砂間は「積極的なレース展開をしないとと思ったし、このレースだけを目指してきたので、代表切符を取れてうれしい。もう少し後半を練習しないと」と話した。