大阪府知事選と大阪市長選のダブル選の投開票を7日に控え、「大阪維新の会」の候補者2人が6日、大阪・なんば高島屋前で最後のお願いを行った。
「大阪都構想」住民投票の再挑戦を目指し、ともに任期中に辞職した府知事候補の吉村洋文前大阪市長(43)と、大阪市長候補の松井一郎前大阪府知事(55)が立場を入れ替えた。元府知事・市長の橋下徹氏(49)に応援を依頼せず戦った。
「維新VS反維新」の図式で、どちらか1人が落選すれば都構想は絶望なだけに、吉村氏は「改革をもう少し続けさせてほしい。松井・吉村、このセットが必要なんです」と聴衆に訴えた。吉村氏は自民党が推薦する元大阪府副知事・小西禎一(ただかず)氏(64)と対決する。
一方、松井氏も「大阪市民は大阪府民でもある。重なり合っているのを無理に引き離すことはない」と府市一体を強調した。こちらは、自民党が推薦する無所属新人の柳本顕氏(45)との戦い。
また、大阪府議選、大阪市議選も同日に投開票される。吉村氏は「改革する気のない議員をガサッと掃除させてほしい」と過半数獲得に語気を強めた。