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ラー

 私はラーである。私はあなたがたに一なる無限の創造者愛と光のうちに挨拶する。我々は今より通信する。

 

質問者

 私はまず、この器(うつわ)(訳注1)のコンディションについて知りたいと思います。そこで、二つの質問を彼女のためにしたいと思います。彼女は一日あたり一時間のエクササイズができるかを知りたがっています。そして、セッションに先だって感じる苦痛がオリオンの攻撃によるものなのかを知りたがっています。

 

ラー

 私はラーである。この器のコンディションは以前に話した通りである。エクササイズに関する質問に関してだが、今や強力な期間は過ぎ去った。この器は、もし自らが選択するならば、二回ではなく一回のエクササイズを行ってよい。この器の物質複合体の波動特性(訳注2)を見たところ、我々は現在のエクササイズの実行時間がこの器の強度の限界であることを見いだしている。この器は長きにわたりエクササイズを実行可能だが、これはこの器の生命エネルギーの強化の積み重ねのゆえである。短いエクササイズの実行はこの存在にとっては退屈なのである。それゆえ、我々はこの存在が身体的波動特性を自在に扱うことを可能にする以前に為した訓戒に思いを致すことを提案する。第二に質問の回答として、我々は、我々の社会記憶複合体とのコンタクトに先立つ物質的複合体の困難は、この器の無意識下での意志活動のゆえであると言うのがよろしかろう。この意志は極めて強力であり、この精神/身体/スピリット複合体に対しあらゆる利用可能な物質的ならびに生命的エネルギーをコンタクトのために準備しておくことを要求するのである。それゆえ、この無意識下のエネルギーが逸らされる一方で、身体的な虚弱領域にこの劇的な特定波動が向かうがゆえに不快が経験されるのである。この存在は、明らかにして差し支えないと思うが、物質的攻撃の下にあり、これが従前から存在する状態を強化し、精神複合体の波動特性と同様にけいれんとめまいの原因となっているのである。

 

質問者

 ありがとうございます。私は[名前]という方が非常に近い将来、これらのセッションの一つに参加してよいか知りたいと思います。

 

ラー

 私はラーである。この精神/身体/スピリット複合体、[名前]は、スピリットにおけるこのグループに属しており、歓迎する。あなたがたはこの存在がこの作業のために着座するまで、その特別な瞑想期間を取り置いておくことを求めて構わない。我々はジェームズ・アレンとして知られる人物の写真でその上に愛および光を示唆する書き込みがあるものがこの存在に送られることを提案するであろう。瞑想中にこれを携帯しているならば、この存在はあなた方と共に平和的な調和に誘(いざな)われることであろう。さすれば、二つの存在の間に挨拶が交わされる間においても、外的なエネルギーの浪費はないであろう。両者とも、あなたがたが言うところの孤独と内気に向かおうとする波動特性を有しているがゆえである。同様のことを、今度はジェームズ・アレンとして知られる存在のために、この存在、[名前]の写真にも行ってよい。

 

訳注1:

 原文ではinstrument。ラーは彼らのチャネリングメッセージを受け取るカーラ・リュッカートをこのように呼んでいる。

 地球外生命体からのチャネリングメッセ-ジが伝えられる前の近代における高次生命体からのメッセージは、西洋ではもっぱら霊界通信という形で伝えられ、この通信を受け取る人物はmedium/霊媒の名で呼ばれていた。

 以前の訳者の訳では“道具”という訳語を当てたが、先学の事情を考慮の上、これよりは”器”の訳語を与えたい。これはラーが人間は精神/身体/スピリット複合体であり、スピリットのみの存在ではないと主張していることを考慮したからである。

 なお、近代霊界通信で特異な位置を占めるマイヤーズ通信のうちの一つ「永遠の大道」1932刊では既に、人間個々のルーツは、本来はgroup soul/類魂であり、その一部が人間個々として転生して、経験を積み、その経験を類魂に持ち帰り、類魂が次の界へと上昇する準備をするという説が伝えられている。

 ラーの言う社会記憶複合体は恐らくはマイヤーズ通信での類魂と同一なのであろう。

 かつては国書刊行会から刊行された世界心霊法典のシリーズとして、マイヤーズ通信の「永遠の大道」および「個的存在の彼方」の全訳が利用可能であったが、残念ながら今は入手不可能である。

 現在は下記リンクより別訳が入手可能なようである。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/sp_library/sp-books/my-immortality.htm

 

 

 

訳注2:

 原文ではdistortion。従前は“歪み”という訳語を与えていたが、ラーは存在個々の波動の個性をこのように表現しているようなので、今後は”波動特性”の用語を与えたい。現代科学では、音や光はいうまでもなく、我々が五感で感じている他の情報(甘い、○○の香りなど)も実は他物質の波動の特定周波数を感覚器官で捉え、それを脳で解釈した結果であることが明らかにされてきている。

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