2012年5月某日 エイプにはタコメーターがありません。 コストダウンのためでしょう。 ぜひ付けたい! ということで、ウェブを探し回りました。 腕時計はアナログが好みです。 タコメーターもアナログメーターが欲しい。 決めたのはこれです。 SP武川 【スペシャルパーツ タケガワ】φ48スモールDNタコ&サーモメーター 【DC/AC12V/オレンジLED】 【05-05-0016】 これは最高に気に入りました。 時計、エンジン温度計も付いています。 さらに、ライト色も好きなオレンジ。 言うことなし!!! ところが、ウェブを探しても、これの取り付け方を説明したサイトが見つかりませんでした。 人気ないのでしょうか? 不思議です… 商品が届いて、説明書を見ると、イラストを用いて大変わかりやすく接続方法が説明されています。 ただ、汎用的な説明なので、イグニッションパルス信号をエイプのどこから取っていいのかがわかりにくいかもしれません。 1.用意するもの 1)配線コネクター 電気関係の改造をする場合、元の配線を切らないことをモットーにしています。 そのため、配線コネクターというものを使用します。 配線を切っても気にならない方は、これは不要です。 配線コネクターにも色々な種類があります。 例えば、これはエーモン工業の配線コネクター赤です。 2)配線コネクターから分岐させるリード線3本 タコメーターに付属のメスギボシに、5cm程のリード線をギボシ圧着工具で付けます。 リード線は手持ち流用のため、ちょっと細いものを使用しました。 なるべく分岐元のリード線の太さに合わせた方がよい。 自作が無理なら買うのもOK。 流用できるものがアマゾンにありました。左下写真。 M259 Y型接続端子 ギボシ エーモン工業 これを根元で切断すれば、分岐させるリード線が4本できます。 写真クリックでAmazonにジャンプします。 2.取付手順概要 1)電源コードの接続 a)常時電源入力コードの接続 b)キーON電源入力コードの接続 c)メインアースコードの接続 d)RPM信号入力コードの接続 2)車体取付 3)調整 3.実際の取付作業 1)1)電源コードの接続 a)常時電源入力コードの接続 b)キーON電源入力コードの接続 c)メインアースコードの接続 メインスイッチをオフにします。 ヘッドライトケースの左右に各1本あるねじをゆるめて、ヘッドライトケースからヘッドライトを外します。 ヘッドライトが外れました。 カプラのロックを外すよう押さえてカプラを抜きます。 人差し指をひっかけているのはコード固定金具です。 この金具を起こします。 奥に見える白いカプラ4Pを取り出します。 白いカプラ4Pは1つしかありません。 4Pは、ピンの数が4つあるという意味です。 白カプラ4Pのメス、オスを外します。 ロックノブを押さえながら左右の手で分離します。 はずれました。 奥がオス、手前がメス。 メスの根元側の絶縁テープをめくり上げ、2本の配線コードに配線コネクターを取り付けます。 写真左: 赤/白 → 常時電源入力コード 写真右: 赤/黒 → キーON電源入力コード 予め用意した分岐させるリード線2本を各配線コネクターに接続し、配線コネクターをロックします。 写真の例では 左: 赤 → 常時電源入力コード 右: 黒 → キーON電源入力コード としました。 予め用意した分岐させるリード線1本を、アース用の配線コネクターに接続します。 写真の例ではヘッドライトに行く緑線(アース)を分岐させています。 写真は運転席側から撮ったものです。 タコメーターの本体コードをヘッドライトケースの運転席側の穴(左右2つあり)からヘッドライトケースに挿入します。 ヘッドライト側から、タコメーターの本体コードを引っ張り出します。 説明書に図示されているように、タコメーターに付属の電源サブコードを、分岐した3本のリード線に接続します。 カプラのオスとメスを接合してロックします。 1)電源コードの接続 d)RPM信号入力コードの接続 タコメーターの説明書では、RPM信号をイグニッションコイルから取るよう図示されています。 サービスマニュアルを参照すると、燃料タンクを外さないとイグニッションコイルが現れません。 燃料タンクを外すには、燃料ポンプを外す必要があります。 その説明がサービスマニュアルにはあるものの、不安なところがあり危険と判断しました。 私の今の技術レベルではムリです。 そこで、別の箇所からRPM信号を取ることにしました。 RPM信号はECUに入力されているはずです。 回路図を見ると、桃/青のコードからIGPLSがECUに来ている旨が示されています。 シートを外します。 写真左に写っているのがECUです。 メインスイッチのオフを確認します。 ECUのカプラを外します。 桃/青のコードが右端に見えます。 これにイグニッションパルス信号が来ているはずです。 桃/青のコードに配線コネクターを取り付けます。 タコメーターからのRPM信号入力コード(茶)を配線コネクターに取り付けて、配線コネクターをロックします。 ECUのカプラを差し込みます。 タコメーターの動作を確認します。 エンジンをかけます。 タコメーターがエンジン回転数を示しました 2)車体取付 エンジンを止めます。 メインスイッチをオフにします。 タコメーターを取り付けます。 写真の例では、ハンドルを止めている左上のボルトを使用しました。 3)調整 説明書を参照して、ADJモードにします。 RPM信号回転数設定画面を表示します。 rP-0.5 に設定します(写真)。 エイプのアイドリング回転数の規格値は、1800±100rpm です。 はたして、どう表示されるでしょうか・・・ エンジンをかけます。 1800rpm を示しました タコメーターを取り付けたので、MyApe50の気持ちが少しは私に伝わるようになったでしょう。 オマケ 外観写真集 |
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