読者様!お礼を言わせてください!
いつもブクマなどありがとうございます!
2日間2度もランキング一位になれました!
応援ありがとうございます!
【追記】
まだまだ続きますよ!
四宮「あら。これはなんです?」
白銀「あぁ。さっき校長が道中生徒から没収したんだと。教育上よくない本だから処分しとけってさ。まったく…自分でやれって話だ」
藤原「教育上よくない本?」
ペラッ
藤原「ひ…ひゃあああああっ!」バッ
八幡「っ…なんだよ。いきなり叫んで。死人を見つけた時の役者の練習か?」
四宮「なんですか?その具体的すぎる設定は」クス
藤原「理由なく突然叫ぶとか危ない人じゃないですか!」
八幡「違うの?」
藤原「違いますよ!」
四宮「違うのですか?」
八幡「四宮が誰かに聞いちゃダメだろ。その本人があぶ」
ゾクッ
四宮「…」ニッコリ
八幡「なくはないな。本人より周りの方が危ないまである」
四宮「ほう…」
やべっ。墓穴ほった
八幡「あ、そう言えば家で小町がお姉ちゃんと仲良くするんだよって言ってたなぁ…」タジ
四宮「仕方ありません。小町がそう言ったのなら許してあげます」
許せ小町。お前の名前勝手に使った。
あの高いアイス買って帰るからそれで手を打ってくれ
小町『やだ』
八幡「!?」
さすが小町。
常に俺の脳内でも出てくるとか愛くるしい奴だ。
てか脳内なのに拒否られちゃったよ。
四宮「それでなんで叫んだのですか?」
藤原「乱れ…いや。淫れてるんです!この国が!理由がそこに書かれてます!」
白銀「(なにが淫れているんだ?)」
四宮「?どれどれ…」
ペラッ
四宮「初体験はいつだったアンケート。高校生までにが34%…ですか」
八幡「…」ピシッ
バカじゃねぇの?バカじゃねぇの!?
なに平気な顔して言ってんだ?
藤原「嘘です!皆そんなにしてるハズありません!」
四宮「つまり3分の1強。30人のクラスであれば10人は経験済みということですね」
なに冷静に分析してるの?馬鹿なの?
それを言うってことはこの4人の中で1人は経験済みの可能性が高いって事だよ?分かってる?
俺?俺は…魔法使い目指してるから。
藤原「こ…こういうのはこういう本を読んでる人がアンケートに答えてるから高いだけですよね」タジ
白銀「あぁ…サンプルセレクションバイアスってやつだ。実際そんなに多くない筈だぞ」
藤原「ですよね~!」チラ
八幡「?」
藤原「!」アゥ…///
え?なに?
四宮「…そうですか?私は適切な割合だと思います。むしろ少ないんじゃ?」
「「「!?」」」
八幡「…」パクパク
バカだ。バカがここにいるぞ。
その言葉の意味が何を示すか分かってるのか?
藤原「あの…まさかとは思うんですが、かぐやさんはその…経験あるんですか?」
四宮「はい。だいぶ前に」
藤原「ええええええええっ!」
白銀「へ…へえぇ…青森の市外局番て017なのかー…」ペラッ
八幡「…」カチャカチャ…
バカだろ。あいつマジでバカだろ。
だいぶ前にって…え?あの氷の女王の時代?
マジか。あの時代にやるとか相手も相当度胸があるな。
いやむしろそういう時だけ四宮は…って何を考えてんだ俺は。
ハッ。気がついたら四宮がヤバい四宮はビッチとノートパソコンにメモしてた。
四宮「高校生にもなれば普通経験済みなのでは?みなさん。随分愛の無い環境で育ったんですね」
「「っー!」」
八幡「俺は違う。目指してる高みがあるからだ」
なんの高みだちくしょう。
藤原「わ…私も早く彼氏とか作った方が良いのかな…」チラ
こっち見んな。勘違いするぞ。しないけど。
藤原「でもお父様。絶対に許してくれないですしぃ…」
八幡「やっぱ家の方針とかあるのか。黙って作ればいいんじゃねぇの?」
藤原「そ、それは…」
もったいないな。藤原みたいな美少女はモテるだろうに。四宮?どうでもいいです」
藤原「うぅ…そういうのずるいですよ~」カァ///
八幡「え?何が?」
四宮「私の扱いだけぞんざいじゃないですか?」ニコ
八幡「な、なんのことでしゅか?」
だってお前は誰に聞いても美少女だって返事が返ってくる程の美少女だぞ?そんな奴に何を思ったところで…なぁ?って誰に聞いてんだよ俺は」
四宮「…はぁ」
藤原「あはは…八幡さんは厄介ですね~」パタパタ
自分の手で顔を扇ぐ藤原書記。
四宮「えぇそうね。癖には困ったものですね」
比企谷八幡から顔を背ける四宮かぐや
白銀「(空気が一変したぞ)」
四宮「それで会長はないのですか?大層おモテになると伺っていたのですが…」
白銀「(せっかく変わった空気を戻すのか!?四宮!)」
四宮「彼女。いないんですか?」
煽る!四宮かぐやは煽る!
八幡「(なんとか白銀に行ったな。ここから俺は会話を聞かないようにすれば)」
白銀「あー…そうだな。特定の相手とそういう関係ってのはないなぁ…今は」
言い回しが上手いな。
って聞き耳立ててる俺。仕事終わんなくなる。
集中し
四宮「…へぇ。という事は当然経験もあるんですよね?」
白銀「ま…まぁその気になればいつだって…」
あ。今のは強がりだ。
つまり白銀は俺と同じDT。仲良くなれそうだ。
って。だから仕事に集中しろよ俺。
四宮「そうなんですか…」
もうやめて差し上げて。これ以上はオーバーキルだ。
八幡「はぁ…」
そろそろ真面目にや
四宮「会長には妹が居るんですから妹とガンガンしてると思ってました」
白銀「ははっそれな!」
お…お…マジかお前…
白銀「ってしねぇよ!馬鹿じゃねぇの!?何言ってんだ四宮!?」
八幡「白銀。今後絶対小町に近寄るなよ。お前は小町に悪影響だ。小町に兄妹とガンガンやるもんだなんて教えられたらたまったもんじゃない。家庭崩壊するわ」
白銀「だからしてねぇよ!」
四宮「小町はダメですよ。私のですから」
八幡「違うよ?」
四宮「ですが会長?家族ですもの。変な事じゃないですよ?現に私は生まれたばかりの甥っ子としましたよ。ビデオで撮られながら。懐かしいです」
白銀「狂気!」
八幡「懐かしむ所じゃない。せめて恥ずかしがれ。それもおかしいがとりあえずそうしとけよ。てかお前の家庭大丈夫か?」
四宮「比企谷君だって小町よくやるでしょう?」
八幡「やややるわけないだろ。バババカじゃねぇの!?」ガタッ!
驚きすぎて勢いよく立ち上がった比企谷八幡。
四宮「いけませんね。人との接触を過度に恐れる。これも現代社会の闇ですかね…」ハァ
白銀「いやお前だろ!お前が貴族階級の闇だよ!」
八幡「俺達が闇ならお前はもうどん底で光すら届かねぇよ」
四宮「何が変なんですか…藤原さんだって飼い犬としょっちゅうしてるでしょ?」
「「してんの!?」」
藤原「してませんよ!巻き込まないでください!」
八幡「ビックリしたぁ…犬は人科じゃないからそりゃ人との経験はないよなと納得しかけたわ」
藤原「しないでください!」
白銀「………四宮。一応聞いておくが初体験てなんだか判ってるか?」
八幡「…あ。あぁ。そういう事か」
藤原「え?え?」
四宮は令嬢でよくある〝世間知らず〟に当たる方だと俺はこの生徒会の付き合いを通して理解している。
もしかしての可能性を白銀は思いついたのか。
四宮「はぁ…馬鹿にしないでください。淑女としてそれくらいの知識はあります。キッスのことでしょう?」
「「「…」」」
白銀「四宮…」
藤原「会長。ここは私から…」スッ
八幡「いや待て。教える前に言いたいことがある」
四宮「?」
八幡「甥っ子とガンガンやったんだな?しかも生まれたばかりの子と。それはもうガンガンと」
四宮かぐや本人が言った言葉をそのままリピートするかのように伝える。
藤原書記が四宮かぐやに教える前にとことん。
白銀「比企谷…?」
四宮「えぇ。それはもう」
八幡「もう1回聞いていいか?出来ればお前の口から」
四宮「私は生まれたばかりの甥っ子とガンガン初体験をしましたよ」
八幡「よし。千花。もういいぞ」
藤原「どうなっても知りませんよ!?」
八幡「おう。大丈夫だ」パタン
白銀「待て比企谷。どこに行くつもりだ」
八幡「…逃げる」
白銀「バカじゃねぇの!?ならなぜ言わせた!?」
八幡「マッ缶買ってくる。戻るつもりは無い」
ノートパソコンを持ち生徒会室を出て行った。
四宮「比企谷君はなんだったのでしょうか…」
藤原「か…かぐやさん。お伝えしたいことが」
四宮「なんですか?」
藤原「ここでいう初体験てのは…」ヒソヒソ
…16分後。
四宮「だ…だって!そういう事は結婚してからって法律で!」カァ///
白銀「(あー心臓止まるかと思ったぁぁ!)」
四宮「…まって。比企谷君が私に言わせた言葉って」
「「…」」プイ
四宮「ッ!比企谷君を探してきます!」カァ///
パタン!
白銀「…あいつ。死んだな」
藤原「…ですね」
【本日の勝敗。(性知識の壊滅的欠如の為)四宮の負け】
比企谷八幡は気分がいいと分かるほどイヤホンをつけ誰にも聞こえない声量で歌を口ずさんでいる。
カポッ
八幡「…」ゴクッ
今日のマッ缶は美味い。
これ以上にないってほど美味い。
ピッ
四宮『私は生まれたばかりの甥っ子とガンガン初体験をしましたよ』
流れるのは先程録音した四宮かぐやの発言。
八幡「…いつもやられっぱなしだからな。これを使えば何も出来ないだろう」
今日の晩飯はマッ缶みたいにいつもより美味いだろうな。
「…小町の誕生日は?」
八幡「3月3日」
ふ。脳内で四宮ボイスで小町の誕生日を聞かれたから答えた。
俺が小町の誕生日を即答出来て当たり前だ。
できないわけが無い。
脳内ですら四宮に勝ってしまった。
今日はついてる。
「それはそれは…」
ん?あれ?
八幡「…」サー
気がついた時には片耳のイヤホンが取れてる。
「とても素晴らしく良いことですわね…比企谷君?」
八幡「…」カタカタ
比企谷八幡。理解した瞬間己自身の死期を悟った。
ポチッ
四宮『私は生まれたばかりの甥っ子とガンガン初体験をしましたよ』
八幡「ッ」ダラダラ
四宮「あらまぁ…私の声が録音されてるじゃないですか…私の声で満足するなんてお可愛いこと…」
八幡「いや…いや…いや…」フリフリ
四宮「私の声が好きなんですよね…?実は私も」スッ
八幡「ひっ」
四宮「私は比企谷君の悲鳴が大好きなんです」ニッコリ
その後。
気を失っている比企谷八幡を引きずりながら四宮かぐやを見た者はいたが比企谷八幡の行方を知る者は誰一人いなかった。
【追加。比企谷八幡〇亡】
白銀「…静かだなぁ」ズズッ
藤原「ですねぇ」ズズッ
ガチャ
四宮「ただいま戻りました」ニコ
「「…」」
白銀「…無事に比企谷は見つかったか?」
四宮「会長。そんな人は元からいませんよ」ニッコリ
白銀「そ、そうか…」
四宮かぐやを本気で怒らせないと誓った2人だった。