オーバーロード<落書き集>   作:焼きプリンにキャラメル水
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ナザリック地下大墳墓ごと異世界に転移してしまったモモンガ、
彼はセバスに命じて外に様子を探索させる。
セバスとナーベラルは外に出掛ける。

そこで二人が見たものは・・・

そして報告を聞いたモモンガは・・・・


※説明※
思いつきで書いてみました。
こいう可能性もワンチャンあったんじゃないかと個人的には思いますね。
※※※※


絶対IFルート・カルネ村Lv100

ナザリック地下大墳墓地の第一階層を歩く者が二人いた。

 

執事服に身を纏い、歴戦の戦士だと思わせるような容姿をしているのはセバス・チャンである。

 

その横を歩いているのはメイド服を着た黒髪ポニーテール美女のナーベラル・ガンマだ。

 

やがて二人はナザリック地下大墳墓の正面出口の寸前で足を止めた。

 

 

 

 

 

「ナーベラル。主君の命は先程話した通りです。分かってますね?」

 

「はい。緊急事態の際はセバス様が戦い、私は情報を持ってナザリックに帰還する・・ですね」

 

「よろしい。ではこれからナザリック地下大墳墓の外に出ますが、気を付けて下さい。何がわるかは分かりませんから」

 

セバスはナーベラルに注意する。自分が注意することでナーベラルの生存率が少しでも上がればいいなという感覚である。自身の創造主である『たっち・みー』などであれば注意などしなくても必ずや敵を討ちあらゆることが可能だったはずだ。『アインズ・ウール・ゴウン』の最強の『純銀の聖騎士』。『たっち・みー』の不在がセバスの心を不安にさせる。だが主君の命は絶対であり、自身の不安など主君の命に比べることさえおこがましいが、些細なことである。

 

「では行きましょうか」

 

「はい」

 

そう言って二人はナザリック地下大墳墓から出た。

 

___________________________

 

 

「これは?」

 

セバスが最初に見たのは『村』だった。自分たちが正面出口が出て最初に目にしたのは村だった。見た所あまり大きくはない。だが栄光あるナザリック地下大墳墓との距離は十メートル程度だ。

 

「セバス様・・・アレは一体?」

 

「分かりませんが・・・少しだけ様子を見てみましょう。ナーベラル、一応不可視化(インヴィジビリティ)を唱えておいて下さい」

 

「はい。不可視化(インヴィジビリティ)

 

ナーベラルの姿が消える。

 

 

セバスと不可視化状態のナーベラルは村に接近して様子を見る。

 

昼間だからだろうか。村人たちは鍬を使って畑を耕してたり、水汲みを行う少女の姿がある。

 

「どこにである村ですね」

 

この距離から気付く者がいないことから強者でないのは確かだろう。セバスはそう考え安堵する。

 

(一先ずモモンガ様に報告をしておきますか・・・)

 

セバスが<伝言(メッセージ)>を使おうとこめかみに指を当てようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!!!!???っ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『背後から』女の声がしたのだ。セバスは瞬時に警戒心を最大限高めると距離を取る為に前方に跳ぶ。着地と同時に振り返り構えると、その者の姿を確認する。先ほど水汲みを行っていた少女だった。

 

 

 

 

 

 

「ひっ!!!?」

 

 

 

 

 

 

悲鳴を出した少女は手に水瓶が握られている。ボロボロの衣服に両手にが握られている。畑仕事もしていたからなのか衣服には土で汚れたかのような跡がある。

 

 

 

悲鳴を上げたのはセバスが戦うために構えたからか、それとも眼光鋭く睨みつけたからか、あるいは女の演技なのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何者ですか?」

 

 

 

 

 

 

(接近に気付かず背後を取られたことから推測するに隠密に特化した存在でしょうか?先程のが演技だとするならこちらの油断を誘うためのものなのでしょう。)

 

 

 

 

 

 

 

セバスは目前の少女に問う。背後を取られた相手の姿を睨む。

隠密に特化した存在だと近接戦闘に特化したセバスでもまだ勝てる見込みはあるだろう。

 

 

 

 

 

 

「わ・・・・私はエンリ=エモットです」

 

 

 

 

 

少女はセバスの鋭すぎる眼光に思わず後ずさる。少女は自分の答えに納得していない様子なので再び口を開いた。

 

 

 

 

 

「リ・エスティーゼ王国にある領土の1つ、カルネ村の住人です」

 

 

 

 

「『村』?」

 

 

 

 

「あっ、はい。私はこのカルネ村の住人です」

 

 

 

 

「この村は貴方の様な方ばかりなのですか?」

 

 

 

 

「え?どういう意味ですか?」

 

 

 

 

セバスは一瞬思考を停止する。目前の少女に対する問いは『強者』か否かという意味で尋ねたのだ。

 

 

 

 

「その・・貴方の様な『強い』方たちばかりなのですか?」

 

 

 

 

ポカンとした口でエンリが応える。

 

 

 

「いやいや、私なんか全然ですよ。若いだけが取り柄で腕力なんてまだまだですから」

 

 

 

それを聞いたセバスは主人に対する報告をどうしようかと考えた。

 

 

 

 

(幸いにも目の前の少女に敵意や悪意の様なものは感じませんね・・)

 

 

 

セバスはエンリ=エモットを少なくとも現状でナザリック地下大墳墓と『敵対』する者でないと結論づけた。

 

 

 

 

(まだ情報が少ないですが伝言(メッセージ)で一度連絡しておくべきですね)

 

 

セバスは伝言(メッセージ)と唱えた。

 

 

 

 

 

<モモンガ様>

 

<セバスか。待っていたぞ。それでどうだった?>

 

<村を発見し、調査中に村娘に不覚にも背後を取られました>

 

<ファッ!!?>

 

<モモンガ様。失礼しました。攻撃を受けたという意味ではありません。現在は村娘と会話中です>

 

<えっ・・どゆこと>

 

<はい。ナザリック地下大墳墓を出た所、村がありまして・・・>

 

<ふむ・・>

 

<そこで不可視化したナーベラルと共に村を観察していた所、村娘らしき人物に背後を取られました>

 

<・・気付かなかったのか?>

 

<はい。申し訳ありません。罰はこの命で>

 

<まっ!待て!!そういうのは駄目だ!とりあえず落ち着け!!>

 

<はっ>

 

<まぁ、アレだ。その村娘?がこちらに敵対する訳でないのなら調査を続けてもらいたい>

 

<はっ>

 

<頼むぞ。セバス>

 

メッセージが切れた。

 

 

 

 

 

 

(さっきの伝言(メッセージ)?・・それと不可視化している誰かいるよね?)

 

エンリは気付いていたがあえて口には出さなかった。

 

「あの・・・もう行ってもよろしいでしょうか?」

 

(どうするべきか・・・彼女にはこちらに敵対する意思は無いですね。ならば・・)

 

 

 

「申し訳ありません。実は私、この辺りに初めて来たものでして・・・」

 

 

「あぁ・・だからこの辺りで見ない恰好なんですね」

 

 

「えぇ。ですのでもし宜しければ村の案内をお願いできますでしょうか?」

 

 

「えっーと、はい」

 

 

こうしてセバスと不可視化したナーベラルはエンリにカルネ村を案内されることになった。

 

 

 

______________________________________

 

 

 

 

 

「あちらが村長の家です」

 

 

「ご案内感謝します」セバスはそう言ってニコリとする。

 

 

(見た所、階層守護者の皆様に匹敵しそうなのが20人はいますね。シャルティア様の実力を基準に考えるのであれば勝利出来ますが、デミウルゴス様が相手ならばまず勝利は得られないでしょう)

 

 

エンリはドアをノックする。

 

ドアから出てきた人物は村長だった。

 

「どうしたんだいエンリちゃん?」

 

「すみません。実は村長にお客様が・・」

 

 

「失礼。私はセバスという者です。貴方が村長ですか?」

 

「はい、そうですが」

 

「実は・・・・」

 

 

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

 

 

「成程・・」

 

「周辺地域の情報はこんなところですね」

 

「それで一つお聞きしたいのですが」

 

「何でしょうか?」

 

「この村にしかない『何か』などはないでしょうか?」

 

「?・・・いやこの村に特産物はありませんね。あっ・・でも」

 

「?」

 

「最近・・・ここ二日程のことですが、農作物や井戸水が『異常なまで』に美味しいんですよ」

 

「異常なまで?・・・具体的にはどういったことでしょうか?」

 

「私はカルネ村から出たことはほとんどありませんが・・・間違いなく『世界一』美味しい農作物と井戸水ですね」

 

「『世界一』?」

 

 

世界一と聞いたセバスの頭に真っ先に浮かんだのは『たっち・みー』だ。アインズ・ウール・ゴウン最強の戦士。世界一と形容するしかない存在。だが今回は農作物や井戸水だ。『世界一』の職業(クラス)があるなら、『世界一』のアイテムか何かだっておかしくはないだろうか。

 

 

 

(モモンガ様に報告せねばなりませんね)

 

 

セバスは再び伝言(メッセージ)を使う。

 

 

 

 

<モモンガ様>

 

 

<どうしたセバス>

 

<ご確認したいことがありまして>

 

<ん?言ってみろ>

 

<村人から聞いた話なのですが『ここ二日程のことですが、農作物や井戸水が『異常なまで』に美味しい。『世界一』美味しい農作物と井戸水』と言っていました>

 

<えっ・・・・もしかして『世界級(ワールド)アイテム』!!?>

 

<モモンガ様!?>

 

<あぁ・・すまない。動揺してしまった>

 

<それほどのものなのでしょうか?>

 

<そうだな・・・分かりやすく言うならアインズ・ウール・ゴウンですら200個の内11個しか集めることが出来なかったアイテムだ>

 

<そんなにも価値が・・>

 

<セバス。その村はお前の手には負えない可能性が非常に高い。私自ら行こう>

 

<御身自らですか!!?>

 

<あぁ。世界級(ワールド)アイテムに対抗できるのは世界級(ワールド)アイテムだけだ>

 

<それを所有していない私は・・・お役に立てそうにないですね>

 

<お前は非常に役立ってくれたさ。ただ相手が悪すぎる。まさか最初から世界級(ワールド)アイテムの可能性と出会うとはな>

 

<・・・>

 

<私とアルベドは準備でき次第、転移でそちらに行く。それまでは悪いが時間を稼いでくれ>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

・・・・・

 

 

 

・・・・・

 

 

 

その後、ギルド武器を持ったモモンガと、漆黒の鎧に身を纏うアルベドが現れ、入れ替わる様にセバスとナーベラルはモモンガの転移魔法で帰還した。

 

 

 

 

 

(くわ)を振るい騎士を返り討ちにするエンリがいたり、

 

水瓶に入った水で魔法を詠唱した少年がいたり、

 

エンリが鍬を使い、勘違いから王国の戦士長たちを半殺しにしたりだとか、

 

村長が『四耕連斬(よんこうれんざん)』と大声で叫び天使や召喚主であり黒幕の陽光聖典の隊員を数十人を一度に屠ったり、

 

ネムが投げた小石が陽光聖典の頭を粉砕したり、

 

モルガーの放った矢が威光の主天使(ドミニオン・オーソリティ)を撃ち抜き、太陽を撃ち落としたり、

 

色々あった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてモモンガとアルベドは一つの結論に達した。

 

それを知ったのは村長夫妻が題してくれた白湯である。

 

アルベドが飲んだ感想とモモンガの考察によるものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと世界級(ワールド)アイテムは無かった。

 

カルネ村は隣にあるナザリック地下大墳墓の影響を受けていたのだ。

 

農作物や井戸水が美味いのはそれが理由だ。

 

そして二日間、それを飲み食いした村人たちの身体は彼らの知らない内に信じられない程の急成長を遂げていたのだ。

 

 

 

 

この日を境に各国のパワーバランスは大きく崩れることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




エンリ=エモット

Lv100
職業レベル100
種族レベル/人間種のため種族レベル無し


ファーマーLv15
ハイ・ファーマーLv10
グレイト・ファーマーLv5
ファーム・オブ・ゴッドLv5

ハンターLv15
ハイ・ハンターLv10
グレイト・ハンターLv5
モンスターハンターLv5

などその他取得。



セバスが接近を許したのはハンターのスキルによるもの。
ファーマー系は農作物の収穫や畑を耕したりして取得。

ハンター系は狩りを手伝うことで取得した。多分モルガーさんあたりと。



_______________

思い付きと勢いだけ書いてみました。





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