今夏に韓国で開催される野球の18歳以下によるU18W杯の高校日本代表1次候補による研修合宿が5日、大阪市内で始まった。センバツ優勝に導いた東邦の石川昂弥投手兼内野手(3年)は、前日の凱旋(がいせん)から1日で再び大阪での合宿生活に。慌ただしい日々にも「本当に貴重な経験ができる。吸収できるものは吸収したい」と向上心の高さを示した。
石川は、今秋ドラフトの目玉で「高校生ビッグ4」と呼ばれる大船渡・佐々木朗希投手、横浜・及川雅貴投手、星稜・奥川恭伸投手、創志学園・西純矢投手(いずれも3年)とも対面。「参加メンバーから学び、自身のレベルを高めたい」。合宿生活を通じた交流で「聞きたいことがあれば、積極的に声を掛けたい」と意欲をのぞかせた。
普段の金属ではなく、木製バットを使う2日目からの練習にも前向き。「打撃をアピールしたい」。無限の可能性を秘める逸材が、世界一を目指して研さんを積む。 (高畑章)