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【藤井かすみの体感して ゴルフ上達ドリル】理屈より体で覚えましょう!新レッスンよろしくお願いします2019年4月4日 紙面から
ゴルフが大好きなみなさん、こんにちは。藤井かすみです。今回から半年間、みなさんとお付き合いすることになりました。私がお薦めするのは、簡単な練習法で自然と正しいスイングが身に付く体感ドリルです。ゴルフは理屈より体で覚える方が早道ですよ。 (取材・構成 児玉光雄) 22歳で脱OL100を切れずに「もう、ゴルフなんてやめよう」なんて思っている方はいらっしゃいませんか?。そんな方は、私のレッスンに付いてきてください。私の薦める簡単なドリルをやってみてください。「なんだ、こんなことだったのか」とスイングが理解できるようになるはずです。 上達しない方には共通の欠点があります。それは、うまくボールに当てられないことです。その多くがダフリ。直接ボールに当たる前に芝や土を打ってしまうのですから、ボールは飛んでくれません。何度もチョロったりすると、おもしろくなくなります。腹も立ちます。 私にも経験があります。学生時代はソフトボールをやっていて投手でした。日本代表にも選ばれました。プロゴルファーになろうと思ったのは他人に勧められたからではなく、普通のOL生活に飽きたのと、今できることは今やらないと後悔すると思って会社を辞めました。22歳のときです。 決断のきっかけになったのは、村口史子さんのスープスパゲティのコマーシャルでした。「OLからプロに転向しました」ってフレーズを聞き、わたしにもできそうな気がしたんです。 ヘッド下から
最初は止まっているボールを打つのだから、すぐに上達すると思っていました。ところが、なかなかうまくいきません。どうしてもダフってしまうのです。もう、イライラってもんじゃありません。 当たっても素直に飛んでくれない。右にいったり、左にいったり。時々は真っすぐ飛んでくれるのですが、それもたまたま当たったって感じ。「ボールをよく見て」と言われるのですが、どうやってもダフってしまうのです。 いま思えば、力が入るあまり、すくい打ちになっていたんですね。今なら、このすくい打ちがゴルフにとっていけないことはわかりますが、飛ばそうと思うがあまり、クラブヘッドが下から入っていたんです。 どうしても100を切れないほとんどの人は、ゴルフスイングの一番肝心な軌道を間違えています。ゴルフのスイングは上から下に振ることですが、そう思っていても、この基本的なスイング軌道がなかなかできていないということなんです。 インパクト先力を入れるのはバックスイングのトップからではなく、インパクトから先。この感覚を覚えることができれば、ゴルフは急激に上達します。ですから、その練習法を教えましょうというのが、今回の私のレッスンです。 次回から、そのドリルを紹介していきます。100を切りたい方、大集合ですよ。 【かすみのひとりごと】当たる感覚を覚えたら自分が好きになることわざに、「好きこそものの上手なれ」「習うより慣れろ」「百聞は一見にしかず」という文句がありますが、あれって、上達するための極意を端的に表していますよね。今回、縁あっていろんなドリルを紹介することになりましたが、みなさん、嫌いにならない程度にやってみてくださいね。当たるという感覚を覚えたら、どんどん上手になる自分が好き(笑)になっていきます。何人の方がそうなってくれるか、私もワクワクしてます。 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188 (毎週木曜日の紙面に掲載) |