勉強の目的が偏差値を上げることになってしまっている受験生が未だにゾロゾロいるのには驚かされる。こうした受験生は勉強の本来の目的が頭からブッ飛んでいるのだ。
言うまでもないが、受験生の目的は第一志望大学の入試当日に合格最低点を取ること。これしかない。入試当日に合格最低点を取るためにどう言うペースで勉強すべきか、合格最低点から逆算して計画を立て実行する。このことを第一に考えるべきなのに、肝心の第一志望大学の合格最低点をガン無視して目先の偏差値にとらわれる。これじゃ落ちるのは当たり前だ。
入試当日に合格最低点を取る、このことが理解できていれば模試でE判定を連発しようが痛くもかゆくもない。ところが偏差値で頭がいっぱいの受験生はC判定からD判定に下がっただけで動揺する。その動揺する時間がムダだ。模試なんて受験したその日にサッサと復習し、解法を暗記したらすぐ切り替えて合格最低点を叩き出すための闘いに目を向ける。これでいいしこれに尽きる。アホな親や教師が模試の成績を「グチグチ」「ガタガタ」ホザこうがシカト決め込めばいいだけ。
A判定を連発したのに落ち、E判定を連発しながら合格する受験生は毎年いる。いかに偏差値がアテにならないかわかるだろう。