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富山新聞

愛唱歌を歌う児童=犀川小

ホッとニュース

犀川小、始まりの一歩 金沢で開校記念式、未来へ夢膨らませ

2019/04/06 01:53

 東浅川小と統合した犀川小の開校記念式は5日、同校で行われ、児童が新しい友人とともに学校の歴史に新たな1ページを刻んだ。作家の林真理子氏が作詞、作曲家の三枝成彰氏が曲を手掛けた愛唱歌「晴れた日は」を児童が高らかに歌い上げ、新時代に向けて夢を膨らませた。

 

 愛唱歌の制作は、昨年9月に三枝氏が同校で講演したことをきっかけに市教委が打診した。三枝氏は快諾し、作詞を長年にわたる友人の林氏に依頼した。

 

 歌詞には「犀川」や「ゆずの木」など地元にちなんだ言葉が盛り込まれ、林氏は「40、50年後も同窓会でこの歌を歌ってくれたらうれしい」と話した。児童は三枝氏の指揮に合わせて元気よく愛唱歌を歌った。

 

 統合に伴って校章を一新し、校舎の周辺を流れる犀川、浅野川の流れと医王山の峰の形状をイメージしたデザインとした。

 

 式では野口弘市教育長が告辞し、荒牧秀樹校長に新しい校章が描かれた校旗が手渡された。山野之義市長が式辞を述べ、清水邦彦市議会議長が祝辞を贈った。

 

 児童を代表して、6年の向優稀君、前田みわさんが登壇し「愛唱歌を仲間と口ずさみ、より良い犀川小をつくっていきます」「犀川小と東浅川小のそれぞれの良さを大切にし、学び合いながら成長します」と力強く宣言した。

 

 犀川小は、東浅川小の児童数の減少に伴い統合し、今年度から東浅川小の児童20人が加わった。