伊藤詩織氏

写真拡大

 落語家の立川談四楼(67)が28日、ツイッターを更新し、元TBS報道局ワシントン支局長の山口敬之氏(52)がジャーナリストの伊藤詩織氏を反訴した話題に言及した。

 談四楼は「『山口敬之氏、伊藤詩織氏を反訴』に目が点となった。『彼女は性被害ビジネスに私を利用した』として1億3000万円の損害賠償を請求したのだ。反省の日々を送っているものと思ったらこれだ」と山口氏の行為を厳しく批判した。

 そして「看過できないのは『性被害ビジネス』で、どこまで腐ったらこんな言葉が吐けるのか。盗人猛々しいにも程がある」と怒りを爆発させた。

 山口氏は6日、フェイスブックで「訴訟提起のご報告」と題し、反訴を行ったことを宣言した。

 漫画家の小林よしのり氏(65)らを名誉毀損で東京地裁に訴えるとともに「犯罪行為があったと主張している女性も、先月名誉毀損で訴えました」と記した。

 理由については「『うら若き女性が被害を申し出たのだから真実かもしれない』と憶測を巡らせるのは個人の自由です。しかし女性の訴えはすでに、検察と検察審査会によって、2度にわたって退けられています。犯罪捜査のプロである検察官と、一般国民11人からなる検察審査会が、全ての証言と証拠を詳細に検証した末に退けた女性の訴えを、それでもなお正しいと主張するのであれば、根拠を示すのは当然の義務です」と指摘。

「もし、何の根拠も示さずに『あの人物は犯罪者である』と断定し公に流布するなら、その主張そのものが犯罪です」と濡れ衣を着せられたとして憤りをあらわにした。

「私はこれから、根拠なく私を誹謗中傷した全ての人物や組織と闘っていきます。虚偽情報をあたかも真実であるかのように流布する、言論と犯罪の区別もつかない発信者を放置すれば、次は無実のあなたが名誉毀損の被害者になるかもしれないのです」と強い口調でアンチをけん制した。

 山口氏は2015年4月、伊藤氏から準強姦を受けたとして訴えられたが、性行為には合意があったと主張。逆に伊藤氏の行為が「性被害ビジネス」だとして反撃に転じた。しかし、談四楼は山口氏の言動に違和感を隠せなかったようだ。